象と耳鳴り―本格推理コレクション

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 937
感想 : 194
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396631581

感想・レビュー・書評

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  • 象を見ると、耳鳴りがする夫人。自分の髪の毛を送って自殺した男――。「六番目の小夜子」で登場した、元名判事関根多佳雄の推理短編集。一枚のただ部屋を写しただけの写真から、その部屋の主を読み解く「机上の論理」が結構好きです。

  • 「象を見ると耳鳴りがするんです」 退職判事・関根が喫茶店で出会った老婦人が語り始めたのは、奇怪な殺人事件だった-。ねじれた記憶、謎の中の謎、驚愕の仕掛け…そして純なるロジック。12編の連作本格推理コレクション。

  • 関根多佳雄シリーズ。曜変天目の夜がよかった。(読了'07/04)
    忘れて図書館で借りて再び。安楽椅子探偵のくくりだけれど薔薇の園とか銀杏の木の下に埋まってるとか何かちょっと得体の知れないぞっとする感覚は秀逸(読了'10/02)

  • なんか疲れた。
    短編がすごくいっぱい詰まっていたからだと思うんだけど、次々と新しい話が出てきて、しかも主人公が必ずしも同じ多佳雄じゃなくて他の人だったり、その話に慣れるまでに時間がかかった。
    そしてやっぱり私は短編が嫌いだということがわかった。
    そして、安楽椅子探偵というのも嫌いだということがわかった。
    それがわかっただけでも、よかった。

  • 満はMAZEに出てきたのと同一人物かしら。恩田流本格ミステリ。

  • 関根一家がメインの短編推理小説。「机上の論理」が特に好き。一枚の写真から妄想たくましく推理していく関根兄妹がおもしろいです。

  • 短編集。「六番目の小夜子」に登場した関根秋の家族がでてくる推理小説。

  • 短編集。「六番目の小夜子」の関根秋くんのお父さんが絡んだ話。
    というか秋くん以外の関根家のみなさんがメイン。
    日常の他愛も無い場面に潜むミステリ

  • 『六番目の小夜子』に出ていた関根秋の父、関根多佳雄が主人公。ミステリーです。「待合室の冒険」が好き。

  • いやぁ〜これは読むのに時間がかかった。やはりあとがきにもあるように本格推理小説だからであろうか?ともかく内容は関根家ファミリーの多佳雄、春、夏とオンパレード。いくつもの短編に分かれてるなかで、『机上の論理』が1番好きな感じがした。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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