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- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634117
感想・レビュー・書評
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これははっきり言ってとても不愉快な小説という体をとっただけのアンチ巨人のたわごとである。巨人が嫌いなのはかまわないのだが、小説を使って、現実の人物や事件を明らかにモデルが誰かわかるようにして批判するのは作家のすることなのか。まぁわかりやすく言いますと、殺されるのは読売ジャイアンツの原辰徳監督。采配批判から、爽やかなルックスで人気を博した現役時代のこと、3億円スキャンダルから、清武さん間に合いますまで。もちろん清武さんらしき人も登場。盛大に犯人をねたばれしますと、ドラフトを拒否し社会人野球にすすんだスラッガー(ここでは内野手、現実は外野手。でも大学時代は内野手だったので強ち間違いでもないか)。モデルはどう考えても長野久義選手です。現実と違うのは彼が原さんの不倫相手の子どもであるという設定。冒頭の描写から最後のシーンにつなげる演出の仕方はよかったので、わざわざこんな設定にする必要があったのかと思う。小説家としてのオリジナリティが見たかった。ただただ残念な作品。巨人批判がしたいならよそでしてください。フィクションではなくノンフィクションで。2013/390
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