本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396634308
感想・レビュー・書評
-
近未来、東京メガリゾート構想で2020年のオリンピックと同時に創設された公営カジノを巡る物語。
地上の楽園とも思える「カジノ特区」に疑問を抱いた刑事や保険会社の調査員がその実態に迫ってゆく。
国民、特に高齢者から金を巻き上げる仕組みとしてのカジノの恐ろしさが身にしみた。実にイヤな話ではあるが、ありそうな未来としてのインパクトは抜群。キリスト教をモチーフに取り入れたのはいい感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
近未来の日本、オリンピックは東京で合法化されたカジノに客を送り込む最大のキャンペーンだった。
その東京のカジノから得られる利益に吸い寄せられる犯罪者たちと、その共同体に人生を狂わせられた警察官の死闘。
あまりに近未来におこりそうな舞台背景。石原、猪瀬時代が続いていたら、そのまま現実になりそうな近未来。
小説としては、かなり早い段階から黒幕の目星がついてしまい、なんとなく読み進める感じで、推理小説としての面白味はあまりなかったかもしれない。 -
2013/12/31読了