- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396764708
感想・レビュー・書評
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もう!読みながら「うわぁああ〜」って言った!
うまく伝えられないが、とにかくうわぁああ〜!だよ!
『恋の話がしたい』もとっても素敵だったが、このひとは「誰かを好きになって、そのひとに好きになってもらうこと」の素晴らしさ、奇跡みたいなものをすごく繊細に描くなあ…何気ない一言や表情がいちいちツボを突いてきてたまらない。
「…江宮さん 今日 傘が要るよ」ね!たまらん!
縫原さんが貴和子に「あなたがバレエをとても好きで〜」て言うとこでもらい泣き。
年の功かしら、これをさらっと言われたらそりゃあ落ちるよな。
なのに「……いま こいつ暇なのかなって思ったでしょう」とか、「どっちの『あ』?」とか、あとやっぱり「ぼく」「あなた」は重要!
悩んでる時の方が「いい感じ」に踊れるって素敵だよなあ。
28歳まで処女で、52歳の男の欲情した表情を知れるって、本能的だしやらしくてイイ。
つぅかもうね。どこ取っても大好き!
すごく誠実で純粋で、美しい恋物語。
「わたしのスキなものはね バレエと秋と 紺色とコハダと あなた」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初老男性の、余裕と優雅。焦燥と可愛さ。
絶妙だろ。 -
帯の三浦しをんの言葉で高く期待してしまった。
キレーでコンプレックスの多いおねーさんと枯れた大学教授の話。
あなたと私のスキとキライの間を埋めていく、なんて楽しい作業、とか、
恋の始まりってこんなのだったかな? わたしは知りません、初めてなので。でも踊ってるときのような気分がします だとか、
尻がもぞもぞするこの感じ。
何かを長く続けた人の持つ無自覚な哲学って憧れる。 -
ゴダールを一気観したような漫画w。
文学的な作品。
恥じらいとはかくも……。 -
バレエ一筋に生きて来た元バレエ・ダンサーとかなり中年の大学教授との不器用な恋物語。じんわり良いです。
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人を好きになるってリクツじゃないし、歳や境遇も関係ないし、来るときにはどんってやってきてやたらワクワクする。そんな気分を思い出させてくれる作品。ヒロインもおじさんもかわいいったらない(笑)。
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バレエひとすじに生きてきた28歳処女/貴和子。隣りの部屋のベランダでタバコを吸っていた初老の大学教授/縫原と恋に落ちる。…んだけども、年も年のせいか、いろんなしがらみがあってお互い先に進めず。この辺のところがもどかしくて見てられません(笑)。
特に52歳の縫原のほう!自分が年だからって、今まで彼女が付き合ってきた男たちと比べられる(主に裸!?)のが恥ずかしいとか、それでもって気後れするとか。ナニ言ってんだか。フツーの男は二回りも年下の女に好きとか言われたら舞い上がって過剰解釈して攻め込むんじゃないの?それに52歳はまだまだ大丈夫だYO!YOUやっちゃいなよっ!
…す、すいません。あんまり52歳が虐げられた描き方をされてるもんで、つい。
今まで打ち込んできたものを諦めるという心の葛藤は共感できます。貴和子が幸せになりますように! -
少女漫画です。ヤマシタ先生らしくない。それなのにこんなに繊細で綺麗でどきどきしてしまう。あんまり澄み切っているから恥ずかしくなる。でも好きだ。
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フォロワーさんにお勧めいただいた一冊。歳の差恋愛モノですが、よかったです。じわじわとよくて、じれったさもジレンマも伝わってきて...現実的で、読んでいる私もどきどきしてしまいました。