泥中の蓮 (onBLUEコミックス)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 1175
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396783785

感想・レビュー・書評

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  • 近親もの
    ヤミものはちょっと苦手…

  • 淫乱お兄ちゃんとヤンデレ弟。兄弟BLといえばこれぞな感じのヤンデレ具合でした。とても好きです。
    あまり多く語るより、兄弟BLだよ、とおすすめして読んでほしいまんがでした。ラスト、大好き。

  • 表紙がなんか良いです。優等生な弟とウリセンな兄の話で、ダメな兄を愛せるのは自分だけだ…!とものすごーく歪んだ執着を向けていて、ラストは兄を手に入れるという感じだった。弟が泥に引きづりこんだと思いきゃ、仕組んでたのは兄の方で、この兄弟歪だ…!となったのだけど描写というか展開自体はあっさり目だったからあまり印象には残らなかったのが少し残念。

  • ウリで弟の学費を稼ぐ兄。
    ガチ近親ものです。
    弟が兄に惚れこんでいます。
    結構病んでます。

    ただれた生活を送ってるはずの兄に
    何故か透明感のある美しさを感じるのは
    絵柄のせいなのかもしれません。
    近親物が苦手な私でも嫌悪感少なく読めました。

    ただ…ここは読者を驚かせるつもりであっただろう
    二段落ちの部分はありきたり過ぎてガッカリしました。

    こういうの最近多いのであまり衝撃ではなかったです。
    逆にここで驚かせようという意図がすけすけで萎えました。
    そしてそう言うオチにしたためにキャラブレが起こってしまい、
    その前の部分も台無しだなと思いました。

    それならば、最後まで兄が綺麗なままでいて
    泥の中に引きずり込まれつつも芯はぶれない、
    と言う方が美しくて私には好みでした。

    もうちょっと面白くなりそうだったのに、
    途中までは結構面白かったのに、と思うと残念です。

  • 宣伝されてるからずっと気になりつつ、売りとかビッチとかは苦手だから迷ってたんですが、ついに本屋で見かけたので買ってしまいました。面白かったです。
    言葉遊びというか、どっちが泥でどっちが蓮で、どっちが本当のクズだったのか。そういうの好きです。最後の二段落ちが特に。ベタだけどベタだからこそ実力要るよなぁと。面白かったです。
    こういうののラストって何パターンかだと思うので、あーそっちかーって一回がっかりしたらちゃんとハピエンだったから良かった良かった。やっぱりどんなに暗くても最後はハピエンが読みたいので(笑)何をもって幸せかは人それぞれだけど、個人的には望んだ結末だったから良かったです。
    高尾滋さんが宣伝してたし帯も描いてたし、最後に名前もあったのですが、アシスタントされてたとか?そう思って見ると絵の雰囲気似てると思いました。

  • 友だちから借りてそのまま買い取っちゃうぐらい好きかもしれない。
    最初は「これ見た目逆のほうがよかったな~」とか思ってたけどそういう問題じゃなかった。
    ゲスいキャラがゲスく描かれていたり、クズがほんとうにクズだったりするほうが好きなので、兄弟そろって救いようのないこの話はたいへん好み。
    二人で奈落の底に落ちていく感じがいい。ラストで印象が変わった。友だちはラストで嫌いになったって言ってたけど、わたしは逆だったな。

  • 両親を早くに亡くしてウリで稼いだお金で弟を育てる兄と、そんな兄に劣情を抱く弟。ガチ兄弟です!最後が衝撃で鳥肌立った。演じてたのは秋生だけかと思えば、まさか元春の方も良い兄を演じてたとは…。つまりどっちも堕ちてくるのを待ってたってわけですかwでもきっと、どっちも弟として、兄として葛藤してたのも本当で、秋生が元春のために良い弟でいようとして真っ当な生活に付き合って我慢してたのも、元春が良い兄として秋生の前から消えたのもお互いを思ってのことだと思うと、どっちもどっちというか。ドロドロしてるようでいて、相思相愛な2人だったんじゃないでしょうか^^

  • ガチ兄弟もの。1冊まるごとこの橘兄弟の話になっていることで、ためこうセンセの持ち味や実力がしっかり伝わってきて好印象でした。表紙もスッキリと蓮の葉と兄弟の肌色でまとまっていて、すてきです。

    両親を早くに亡くした二人暮らしをしている5つ違いの兄弟。男に体を売って金を稼ぐびっち兄の元春と、成績優秀でしっかり者の弟秋生の執着愛がテーマです。
    ダメな元春のことを密かに愛する秋生の歪んだ想いが抑えきれない一歩手前…という張り詰めた状況になってるのに、ドキドキさせられました。
    好きでたまらないくせに、爆発寸前の衝動を抑え込んで素知らぬ顔をする秋生が、どんどん男の色気を増していくのに萌えました。どう見てもお子ちゃま顔なんだけど、不思議でしたww
    ラストにはっとさせられる心理サスペンスタッチで、怖いところもあったけど、お互いしか見えてないラブラブには変わりないので甘さも感じられるいい仕上がりでした。

    特設サイトを見たら、2014年に出された同人誌の中の8pの短編漫画をもとに描いたものだったんだと知りました。ここからお話を広げるのは大変だっただろうけど、広げるだけじゃなく深く掘り下げて描かれてて、満足度も充分。
    エロ的には期待してなかったのに(失礼)、意外に萌えるものがありました。
    …絵柄が生々しくないので、ガチ兄弟でもあくまでもドリームとして受けとめることができるのが読みやすかったです。

  • 嫌いじゃないけど如何せん中途半端…
    病み具合が足りない

  • 「蓮の花は汚い泥の中で花を咲かせる」
    優等生弟×ウリセン兄 兄弟のどちらがより関係に執着してるのか、最後の最後までわからない展開でゾクゾク 改めてためこう先生の絵はほんとうに美しいな

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著者プロフィール

ためこう
広島県出身の漫画家。蜂宮よう子、成平こうじろうという別名義がある。
少女漫画でデビュー。「花とゆめ漫画スクール」で月の1位になり、本誌で受賞作として掲載。代表作に、『ララの結婚』『カッコウの夢』など。

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