風を繍う

  • 実業之日本社
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本棚登録 : 231
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536910

感想・レビュー・書評

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  • 新シリーズ

    深川の縫箔屋「丸仙」の一人娘・おちえは、針はからっきしだが、剣才を持っていた。

    ある日、丸仙に刺繍職人を志す、若侍・吉澤一居が、訪ねてきた。

    その頃、娘が惨殺される事件が、江戸中を震撼させていた。

    殺人者は?
    一居は刺繍職人となれるか?

    軽く読める。
    新シリーズなので、こんなものかな。

  • 美人だが裁縫仕事より剣術に打ち込むおちえ。二千石の旗本の武家なのに、おちえの父に弟子入りして刺繍を生業とした町人になった一。
    そこに若い娘を狙った殺しが起こり、というトントンと物語が進み読みやすかった。
    下手人が誰か引っ張っていたが、結構あっさりと描写されていたので、重い謎解きよりおちえの娘から大人になる心情を強く出しているように感じた。

  • おちえがあまりにもおきゃんで、入り込みずらかったのですが、後半は一気に読めました。
    事件自体はあっさりしたものでした。
    市居の話や、おちえの道場での活躍の話などが、もっとあってもよかったのかと思いましたが、それはこれからでしょうか。
    中学生くらい向けなのかなと思うような内容でした。

  • 2023.0711

  • 2022.01.16

  • 2019/12/24(水曜日)

  • 一つの事件は終わるけど、主人公のおいちの心情的に何にも終わってないし、始まってない無いため、話が纏まりきらずに終わっちゃってる感じ。
    考えなしに口が先に出ちゃうようなおいちの成長がもうちょっと見れると良かったな。

  • 刺繍と刀。
    親子の掛け合い。テンポが良かった。
    結末は予想ができた。村正の呪いか。

  • 江戸を舞台に縫箔屋丸仙の娘が主人公。
    町では若い娘が切り殺される事件が相次ぎ、町の道場に通うようになった娘・おちえ。剣術はいつの間にか上達して同じ道場の中でもなかなかの腕前。
    縫箔屋に通ってくる侍がいる。その侍の目的は、丸仙に弟子入りしたいという。
    いつも断られて帰っていく侍・一居を気にするうちに、剣術がかなりの腕前であることを知り、ぜひ手合わせしたいと願うおちえ。
    一方縫箔屋の職人の娘も斬殺され、事件は道場師範代が切腹して解決と見られたが、おちえと道場仲間は信じることができずに真犯人を捜すことになります。弟子入りを許された一居とともに犯人を追ううちにおちえのこれからもいろいろ考えさせられることに。
    事件をきっかけに自分の先のことも考え始めたおちえ。そこにやってきた一居の修業も相まって、もう少しじっくりと思うところで終わってしまうのがやや物足りない感じです。未来を考え始めたおちえの中途半端さからすると、続きが出るのかもしれませんね。

  • 一居とおちえの今後は?
    続編はあるのかしら?

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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