- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408555454
感想・レビュー・書評
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東野圭吾さんの作品は何冊も読んでいるけど
今回は今まで読んできた作品と全然違うという
印象を受けた。
あまり捻りがないので
少し違和感を感じたけど、
短編短編読むごとに少しずつ繋がってゆく感じ、
最後に、わーーー!世界狭っ!ってなるあの感覚は
読んでいて気持ちが良かった
結末を読者に想像させる構成はやはり
東野圭吾さんならでは。と感じた。
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東野圭吾さんの作品初めて読みました。
東野圭吾さん=ミステリーってイメージだったので、今回の作品は意外でした。
好みの作風で面白かったけど、なんとなく中途半端な感じがありました。
もっと複雑に絡み合ってほしかった。
オチも納得ってほどじゃないかなぁ。
サクッと気楽にコメディを読みたい人に向いてそう。 -
おもしろくて一気に読み終わりました。
さまざまな人があとから繋がっていく感じにオーッとなりながら、終始ワクワクしてました。
あの2人には幸せになってほしいと思っていたのに…。
最後のシーンを想像しただけで恐ろしいです。
一貫して言えることは、悪事は自分に返ってくるということ。
悪いことはできませんね。
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伏線回収し、オチが気持ち良く繋がっていくところが(内容はひやひやするオチだったが)、さすが東野圭吾だと思った。
水城もそうだが、広太の繰り返す浮気性や嘘のつき方を自分に照らし合わせて読んでいた。妙に似ていたら、とくに、結婚ってのは、いいこともあれば、そうでないこともたくさんあるんだ。新たな恋が御法度ってのが一番辛いかな。という台詞がしっくりきた。
自分はまだ結婚していないが、もやもやしている結婚したくない理由は、まさしくこれだと共感してしまった。
登場人物それぞれのカラーが出ていたし、サプライズを繰り返す友達もみんな良い人たちで、とてもほっこりした。
桃実と弥生は誰とも付き合うことなかったが、ぜひ幸せになってほしいと願う(作中カラーを理解したから)。
痛快な話で、恋の感覚を楽しく思い出させてくれた。 -
タイトルから予想できた通り、さくさく読めるライトな作品でした。とはいえ、物足りなかったなんてことは全然なくて、意外なほど楽しく読めました。
過去このシリーズの長編を読んだ時は、強引な設定とキャラクターのB級感についていけず、途中でダレた印象だったので、本作も同じことになるんじゃないかという危惧から、読む前はあまり期待していませんでした。ところが実際読んでみると、一話一話の出来がどれも良く、何より連作短編だったので語り手やシチュエーションの変化を楽しめ、飽きが来なかったです。ミステリにしなかったのも正解だと思いました。このシリーズの中では個人的ベストワンで、満足です。
ただ著者の作品の系譜でいうと、本作のような軽めの作品と、重量級の作品のどっちが好きかと問われれば、やっぱり後者になるので、そろそろそういったものを読んでみたいなあという思いはあります。
それとウインタースポーツに対する著者の愛情は相変わらずですね。今年は雪が少なくて大変みたいですけど、負けずに頑張ってほしいものです。 -
何となく手にしたが、著者の恋愛小説を読むのは初だった。とは言え、ストーリーは推理小説同様の絶妙な展開であり、章ごとに登場する人物同士が面白くドキドキさせる繋がりを見せ、読んでて飽きもなくよかった。
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安定の面白さ。
殺人事件が起きない東野作品は新鮮だった。笑
浮気や不倫はやっていいことなんて一つもないし、もしやるなら絶対にバレないようにしないとたくさんの人を傷つけるし、あらゆるものを失う羽目になる。そして、浮気する人は何度でもするんだなーこういう心理なんだなーと勉強になった。笑