媚びない人生

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478017692

感想・レビュー・書評

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  • 自然体で生きていくとは穏やかなこと。
    必要なことは何よりも自分自身の成長を実感すること。
    自分を過小評価してはならない。根拠のない自信を持つこと。
    一生懸命に努力しているのに結果が出ないときは、今こそ踏ん張り時だと思うこと。
    努力し続ければいい。
    全体を意識しながら、接点をつないでいくことのできる人材の存在意義はますます大きくなっていく。
    他人の目を意識するな。
    肯定のオーラの起点になる。与えることに喜びを感じる人になる。

  • 中身は題名の通りです。
    未来が不透明すぎる、希望が持てないという世界の中で(それでも私達は随分と恵まれていますが)私達はいかに個人として強くあるべきか。
    そのことが何部かに分かれて語られています。

    私の印象としては「個人主義」っぽい印象を受けました。誰かと協力する(のも勿論大事ですよ)よりも己を鍛えなさいという。
    やや、著者のちょっと行き過ぎた文章も見られる気がしました。ただ、それを抜きにしても、一読しておいて損はありません。

    頭の隅にでもとどめておくだけでも違うだろうと思います。ただ流されて生きるよりも自分が決めている、という意識だけで違ってくるはずです。
    自分をよく見つめ、よく観察し、己の心に忠実でありなさい(自己中という意味ではなく(必要な場合もなくなはいでしょうが))というメッセージがよく込められている本だと思います。諸手をあげて歓迎とはいきませんが、読んで損はないです。

  • 以降は本からの引用です//強くなければ、実は本当に自分が求める人生を生きていくことはできない。内面をコントロールできなければ、他者や社会をまっすぐに正しく見つめることはできない。感情、思考、言葉、行動。周りを意識した自分を解き放ち「本当の自分」と向き合っていくこと。幸せの絶対的な基準を確立させる。自分自身の成長実感。ミスしなければ学べないことがある。不可抗力に縛られることなく、統制できる領域を増やしていく。社会を変えるのは大衆ではない、個人なのである。見えないものを見て、聴こえないものを聴こうとする力。分類の存在は人々の思考構造を固定化させる力をもつ。他者の目を排除…自分の未熟さと向き合う。誰かが語れる話はできるだけしない。居心地のいい群れ…距離を置く意識。自ら山を見つけ、その山を登っていく。本当に自分の理想とする仕事…経営者になれるほどの力。苦労話をしない…結果だけで勝負する。自分の中に明確な基準軸。目標設定は抽象的に実現方法は柔軟に。クリエイティビティは違和感から生まれる。全体を意識しながら接点をつないでいく。軌道修正のサイクルの頻度と精度こそが実は大きな結果の違いを生む。目的地に対する方向感覚、ハンドリングする集中力、それを持続させる持続力。緊張を楽しむ。どうでもいいことを早く見つけて関わらないようにする。肯定のオーラの起点となる。自分自らが誇れる人間になっていくというそのプロセスを死ぬところまでつづける。時間に対する緊張感とは命に対する緊張感。人生の価値…自分が自分をどれほど信じたか。絶対不可侵領域としての自己を確立し、どんな状況でもそれを貫くこと。

  • 韓国生まれの慶應義塾大学大学院准教授による、真の自由を手に入れるための行動指針。
    社会を変えるには時間がかかるが、自分の内面はすぐ変えられる。
    起きたことに対してどう解釈するかは自分次第だ。
    自分のモノサシでは理不尽でも、相手のモノサシでは合理性がある。
    自分は未熟で、思うような仕事がもらえるほど成熟していない。
    最も確実なのは、最も常識的な努力の道を進むこと。
    限りある人生を充実させるには、本質以外のものを削り落とすこと。

  • ビジネス書の学びのエッセンスが集約されてる

  • 【見せるのは結果だけ。過程は見せない】

  • 著者は慶應のゼミを持ってる大学教授。
    徹底して述べているのは、自分の内面と向き合うことの大切さ。自分でコントロールできないものをコントロールしようとしない、自分の意志を大切にするなど同感。冒頭にそこらへんが書かれてたから結構期待したんだけど、実際はあまり一般的な自己啓発本と変わらないかも。
    正しいことは言ってるし、なるほどなーと思うところはたくさんある。ネガティブな感情との向き合い方、違和感がクリエイティビティの源泉であることとか。けどただ単に一つ一つを言っているだけで、つながりがないから読んでいて面白さに欠ける。ストーリーがない。
    読んでいてどこか自分の言いたいことをひたすら言っている自己満足感を感じてしまった。もっとご自身の人生の話を混ぜ込んで書いたら伝わったかも。

  • 自然体で生きるため,自分らしく生きるためには,絶対不可侵領域としての自己を確立すること,内面の強さを持つことが大切である.内面とは,感情・思考・言葉・行動のことである.その内面を強くするために,外ではなく内に目を向けることを訴えている.まずは他者の目を排除し,自分の未熟さと向き合う.内面を強くすることができれば,現実を現実として受け入れることができる.今年の目標に近づくことができる.このあたりを来年度の目標にしていく必要がありそうだ.
    ペルソナ;周りの目や評価によって,社会的に生きやすい自分を確立すること
    幸せの絶対的な基準を持つ.何が自分にとって幸せなことなのか,考え行動することによって,心は穏やかになり,人生が豊かになる.未熟から成長に向かうプロセス,内面を深め成熟させていくプロセスが生きる意味である.
    不満の原因を自分の中に見つける.起きたことをどう解釈するかは自分次第であり,内面の強さがあれば,不満も成長の糧にすることができる.そのために意識的に不満を言う癖や習慣をなくすことが必要である.
    根拠のない自信を持つ
    学びに貪欲になる
    自分とは違う合理性に基づいた他者の判断を知り,その中で接点を探していく
    不安は成長の原動力.漠然とした不安に負けない,立ち向かう
    他者の無知ではなく,自分の無知を大事にする.自分の無知を知り,問題意識を持っているからこそ,自分の疑問をスマートに質問に落とし込むことができる.
    途方もない目標を立ててみる.目標が高ければ,7,8割しか達成できないかもしれないが,集中力が変わってくる.
    自分と向き合う時間を確保する
    ネガティブな感情を自覚し,表に出すことによって居場所を与える.
    努力しているのに結果が出ないときこそ踏ん張り時と捉える.今の努力を続ければ結果も大きく変わっていくことを認識する.
    ミスを肯定的に捉える.起きてしまったことや,他人の感情はコントロールできない.自分の内面をコントロールし,失敗を成長の糧と捉える.
    選択の正しさとは,自分が下した決断に対して全責任を負えるかどうかである.
    頂点に到達したとき,また新たな頂点を設定できる人間が超一流である.
    他者など不可抗力には逆らわず,自分の内面など可抗力の統制に努める.そして,徐々に実績と自信を積み重ね,不可抗力の領域を小さくしていく.
    社会的な真実は複数あり,きわめて気まぐれなものである.だからこそ,自分の内面を磨き,自らの判断基準を持つことが大切である.更には自ら社会的な真実を構築する力を身に付ける.つまり,周りを説得し巻き込む力である.
    相手の利益の構造を理解しておく.
    物事を鵜呑みにする行為は自分を捨てること.常識や前提はきわめて社会的,政治的なものである.鵜呑みしてしまう要因として,物事を多元的に見ることができていない.
    自分の主張に優先順位を付ける.
    分類は人間の思考を固定化する.それを乗り越えること,さらには自分で作り上げることが大切である.分類や境界を越え,接点をつなぐことで創造的な仕事をしていく.
    一番高い山をみんなで競争しながら登るのではなく,自分で山を見つけて登る.
    20代は自分の理想と現実のギャップに目を向け,もがくことが大切である.そして,やりたいことをするためにやるべきことをこなすことに集中する.努力に支えられた結果のみで勝負する.
    未来に目を向けるのではなく,今に意味を見出す.

    真実に目を向けるためには,内面の強さが必要だということには強く共感できた.しかし,内面の定義として挙げている感情,思考,言葉,行動の4つを磨く手段をあれこれ挙げすぎていて,全体としてまとまりに欠ける印象だった.内面を成熟させるためにはどうすればよいか,というより,内面を成熟させることから逃げないことを訴えている.確かに一朝一夕で身に付くことではないし,特効薬があるわけでもない.常にその瞬間,瞬間に自分をコントロールすることによって,他人の評価や社会に惑わされない自分を確立できるということだと思う.自分の評価軸を持ち,普通の基準を上げられるかどうかが大事である.

  • 良かったけど、40歳のおじさんが読む本では無かった。

  • 非常に素晴らしい本。

    内容は非常に抽象的であったため、
    著者の多くの経験からこのようなことが形成されたのだと思うのだが、
    経験未熟な自分が読んでも40%くらいしか本当に理解できていないような
    気がする。

    今後空いた時間で何回も読み返したい。

    「従順に羊ではなく、野良猫になれ」

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著者プロフィール

作家

「2020年 『一生忘れない読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・キムの作品

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