外資系トップの仕事力―経営プロフェッショナルはいかに自分を磨いたか

制作 : ISSコンサルティング 
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478733349

感想・レビュー・書評

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  • 本書で紹介されているトップリーダーの方々の、面白いほどの共通点は、
    将来設計をしてトップにあがっていったのではなく、その時々で自分の判断を信じて全力でしたいことにひたむきに自分のできることに注力していたこと。
    外資系という言葉は日本にしかない。
    グローバルな企業とみている。日本のお客様のニーズを考えるのだから、外資系も日系も関係ない、ということ。

    ★日本コカ・コーラ代表取締役会長
    「これはこう決まっているから」という考えに陥らないこと

    ★マーサー・リソース・ヒューマン・コンサルティング
    「人に奉仕するのがリーダー」
    「何を経験し、学習すればいいのか、答えはない。逆にいえば、あらゆる経験や学習が将来の自分にとっての糧になる」
    「次世代リーダーの共通点は、第一志望の企業に入社してないこと」
    「私自身、これで終わりだなんて、まったく思ってないですよ」
    ★日本オラクル
    「外資系というかグローバル企業」
    「社会に貢献して行く中で、どんなことを自分は心地よく感じるのか。どんなことをして、その時間を過ごしたいか」
    ★ヤンセンファーマ
    「ワンスライド、ワンメッセージ」
    ★マッキンゼー
    「人はよくわからないことには批判的になりやすい」
    「どんな貢献ができるか?」「社会にどれだけ還元できるか?」そう聞かれた時にはっきり答えられない会社は淘汰される
    「社長が、一番強い情熱を持っている。3、4年後に社長辞めます、なんて小賢しい発想はない。」
    「与えられた運命の中でベストを尽くす。常に努力しておく。人脈も作る。あとは運命だと考える。」
    「現場を知らない人に説明する能力が今求められている。(日本法人から本社。会社から株主。)」
    「限界を自分の中に作った瞬間に自分の成長は止まる。」
    「自分はすごいことをやったんだと思った瞬間に成長は止まる」
    「自信はチャレンジから生まれる」
    ★パリバ、安田雄典
    リーダーとは、無私と夢
    196&197ページが良かった。書き切れません。

  • トップの方々が語った印象的な言葉をいくつか紹介したいと思います。

    「とにかく情熱を持って取り組むこと。そうすればやがて道は開けてくるんです。」
    「人間って不思議なものなんです。気持ちを前向きに切り替えただけで、何かが変わってきちゃうんだから」
    「日本の市場というのは、日本人の心を知らないと相手にできない市場なんです」
    (日本コカコーラ 魚住雅彦)

    「次に何が起こるのかを、想像しながら仕事をしてほしい。間違ってもいいんです。それを持ってくれているだけで、安心なんです。」
    「取締役をやるのと、社長をやるのとは、まったく違った。社長は孤独に決めないといけない。そのしんどさは、やってみないとわからないんです。」
    (日本オラクル 新宅正明)

    「どれだけ仲間を助けたか。どれだけ仲間として信頼されたか。マッキンゼー、それを問います。」
    「自分が奉仕しているのは、クライアントであって、上司でもなければマッキンゼーでもない。そう気づいたことが、仕事にブレークスルーを生みました。」
    (マッキンゼー 平野正雄)

    「自分の限界に挑戦する。それにこそ、私はものすごいスリルを感じるんです。」
    「運命は自ら選ばない。与えられた運命の中でベストを尽くす。そういう意識を持つことです。」
    「人の役に立てているかどうか。それにはっきりと答えられないのなら、企業も個人も、やがて淘汰されていくんです。」
    (ルイ・ヴィトン ジャパン 藤井清孝)

    「世界にはすごい奴らがいるんです。そういう連中と戦えるチャンスが私は欲しかった。」
    「勇気を持ってほしい。自信というのはチャレンジから生まれるんだから」
    (日本ゼネラル・エレクトリック 藤森義明)

    「ビジネスには正解はない。しかし、決断はしなければならない。」
    「昔の立派な日本人というのは、本当に謙虚だった。日本人が尊敬されるときというのは、日本人らしいときなんです。」
    (BNPパリバ 安田雄典)

    「一番大事なのは、朝、起きたとき<さぁ仕事に行こう>と心から思える仕事に就くことです。」
    「日本人には、海外で成功する能力があります。しかし、それは生まれつきのものでなく、開発されるべき能力です。」
    (P&Gジャパン ラヴィ・チャタベティ)

    本書には外資系トップの仕事への考え方、プロ論が多く掲載されています。
    読むだけでモチベーションが上がり、仕事への意欲が高まります。
    ぜひ、一度、手にとってみてはいかがですか。

  • 「プロフェッション」
    質の高い人材を動機付けし、成長してもらう。インプットの質が高まれば、結果としてアウトプットが高まるという考え方です。インプットの最大化に努めるわけです。(マッキンゼー 平野社長)

  • タイトルそのまま外資のトップへのインタビューを纏めた本。なによりもまず、インタビュアーになりたいなと思った。次に、外資系トップの人のMBA率が異常なことに気づいた。。。ただ、彼らの言っていることはMBAという資格の威力ではない。MBAを通してふれあえる世界中の優秀な人々があたえる衝撃と、そこからくる向上心だ。いいなぁ…

  • ここに掲載されている人達は、天才的だったというよりは、人よりも少し勇気があり、人よりも少し前向きなエネルギーを持ち、だからこそ人よりも少し運を味方につけられたのだと感じる。

    自分も、そうやって世界で活躍できる人間になりたい。

  • トップの人は、例外なく人より何倍も強い思いを持ち、着実に努力、苦労を重ねていることが分かった。たやすく上のポジションを手に入れている人は誰もいない。
    モチベーションがダウンしたときにまた読み返したい。

  • 外資系トップの話が面白いことだけでなく、編者であるISSコンサルティングという会社の宣伝効果も存分に発揮されている。

  • ☆$$イマイチかな?$$惹かれなかったのは、肩書きだけでその人の事自体がほぼ無かったからだと思う。$$

  • トップの考え方に圧巻。自分に同じような考え方でキャリアを積んでいくことができるだろうか。とりあえずいまは日々勉強。

    2012/9/16

  • そうそうたるエグゼクティブたちのキャリアについて書かれた一冊。

    文章がとても良い。
    シンプルながら心に響く言葉が詰まっている。

    日系と外資系の企業カルチャーの違いにも言及されている。

    読むだけでかなりモチベーションの上がる内容になっている。

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