どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 728
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479304807

感想・レビュー・書評

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  • 「速読したいならストック(蓄積)を増やせ」これがこの本の言いたいことです。この本では「ストック」という言葉が頻出しその重要性を説いています。

    私たちが何かを読むときには、これまでに自分が蓄えてきた知識や情報、経験などの「ストック(蓄積)」を使って読んでいます。そして、読む速さにはこの「ストック」の量や質が大きくかかわっています。
    P9

    まずはざっと目を通して本の特徴をつかみ、こうした知識や情報などのストックを積むことで、次に読むときには最初より速く読めるようになります。
    P68

    この方法なら全く知らない分野の本に挑戦するときにも使えそうですね。家に眠る難解そうな積読本に試してみようかしら。

    ①速く読むからストックが蓄えられる

    ②ストックが蓄えられるから速く読める

    ③速く読むからさらにストックが蓄えられる
    P74

    速読とストックの関係性はとても深いようです。とにかく速く読んでストックを増やすのが繰り返すのが大事なのですね。
    ストックが読書においていかに重要かは僕も共感できます。例えば、興味のない理科や数学系の本の内容は頭に入ってきません。逆に興味ある歴史系の本ならば驚くほど頭に入ってくるのです。これがストックの力でしょうか。
    もう一つこの本のキーワードとして「高速大量回転法」が挙げられています。

    高速大量回転法で、最初に目次やまえがき・あとがきに絞って読んだり、わからなくても本文を「高速」で読むというのは、適当な読み方のようで、全体構造を把握し「木ばかりではなく森を見る」効果があります。
    P84

    読書を森林でたとえて、全体(森)→細部(木)の順で読むのをどの本でも共通してるので重要なんですね。
    難解な本はいきなり本文に入らず、目次やまえがき・あとがきから攻略していきたいと思います。

  • 速読とはどういったものかを解説してくれている。テレビなどでよく見る魔法のような読み方は幻想であるという点を納得できたのはよかった。
    が、速読をできている人ができている感覚をもった上での方法論であり、テクニックであるように強く感じた。と、いうのも試してみたのだが全くうまくいかず、時間の無駄のようにしか感じられなかったからである。信じて突き進めばいつかうまくいくのだろうかと不安しか残らない。
    巻末の見ず知らずの人の感想も不安を煽る効果しかないし、著者も相当できる人であるだろうということで、そのスペックや素養がある人でないと効果が出ないのでは?と思いながらの読書になってしまった。

    メモ
    繰り返し読むことによってストックが蓄えられ、どんどん早く読める。「音にしないて読む」「わかろうとしないでみる」ことに注力しながら目次や見出しを繰り返し見て内容をストックしていく。

    ・早く読むからこそ理解できる、忘れない。全体像を掴める
    ・1回目より2回目、とどんどん早くなっていく
    「本は二度以上読まないと読書じゃない」千夜千冊 松岡正則

    目次を繰り返して読む
     全体像を掴める、ストックができる
    前書き、あとがきを読む
     ポイントがまとまっていることが多い
    本文、見出しだけを読む
     ストックができる
     なるほど、と相槌を打ちながらだと音にとらわれずに読めるので試してみてほしい
    再び本文を読む
     気になったところを読む、ただし繰り返し読む際には目次や見出しなどで全体を見ることを忘れずに、全体と一部を行ったり来たり繰り返し読む

    極意は「本を読んでいる自分を読む」自分の中のストックと本との共鳴を感じる

  • 高速で何度も回す。その中で理解が深まる!本は読めば読むほど知識がストックされ速読力が上がる。

  • ストック 音にしない 繰り返し 目次 前書き後書き 見出し

  • ストック(知識、情報、経験など)が多い人ほど本を速く読める

    速読とはリラックスして、視野を広く保って見ること

    わかろうとせず、音にしないで見るということが速読技術の核心であり、めざすところ

    第一の原則
    速く読むから理解できる

    第2回の原則
    1回目よりも2回目のほうが速く読める

  • 速読のハウツー本であるだけ。

    ピクトグラムを用いた図の説明は結構わかりやすい。

    ただ、速読はオススメしない。

    それでも速読を望むなら、オススメ。

  • 本書は二つの要素の相乗効果として実現できる速読法を説明している。「わかろうとせず、音にしないで見る」速読技術。そして、「とにかく繰り返し同じ文章を見て内容に関するストックを複利的に蓄える」こと。 従来の速読技術偏重の手法とは一線を画し、「わかったつもり」を避けることができるとしている。 私は本書の手法で、本書を1冊30分で読もうとした。おおまかな論理構成は理解できたが、詳細はわからないところだらけだった。初めてだっただからだろうか?一度は普通に黙読したほうが、整理され、理解できると感じた

  • とにかく、自分のストック(知識や情報、経験)を増やすこと。

    まずは目次を高速大量回転。
    目次で当たりをつけた箇所を、高速大量回転。
    難しい箇所は飛ばしても良い。
    高速大量回転。

    結果的に早く理解できる。

  • 速読技術×ストック

    30分 
    目次を3分で10回転
    まえがき、あとがきを6分で10回転
    本文見出しを6分で3回転
    残りの15分で自分の気になった言葉、
    箇所を中心に回転読み。

     まぁそうだよねって感じです。
     ストーリーもの以外はいいかな

  • 頭の中も含め声を出して読まない。目次をきちん読む。3回は読む。理解したとは内容のあらすじを言えるようなるということ。速読とは目の運動でできるようになることではない。わりと前に読んだ速読の本と同じようなことが書いてあったと思う。

著者プロフィール

宇都出雅巳(うつで・まさみ)

速読×記憶術の専門家。トレスペクト教育研究所代表。

1967年生まれ。東京大学経済学部卒。出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学に留学(MBA)。外資系銀行を経て、2002年に独立し、トレスペクト経営教育研究所(現・トレスペクト教育研究所)を設立。35年以上にわたり、記憶術と速読を実践研究し、脳科学や心理学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自の勉強法を確立。その勉強法を使って自らも資格試験に継続してチャレンジしている。TOEIC990点を獲得したほか、難関とされるCFP試験に一発合格。2021年には公認会計士試験にも合格した。そのほか、受験生・ビジネスマン向けの講座・個別指導、企業研修や予備校講師の指導も行う。NHK・Eテレなどメディア出演も多数。現在は監査法人に勤務。

「2022年 『2倍速で読めて、忘れない 速読日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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