私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫 う 12-1)

著者 :
  • 筑摩書房
3.70
  • (19)
  • (28)
  • (33)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 293
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480027658

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一番印象にのこったのがにくらしいおやぢの話(このエピソード自体は知っていましたが)と正岡子規に問い詰められてしどろもどろになっている話。

  • 百けんloves漱石

  • http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4480027653
    ── 内田 百閒《私の「漱石」と「龍之介」19930824 ちくま文庫》
     
     座布団を投げるわけ
     
    ── 熱狂すると見物席から座布団を投げたり、着ている羽織を脱いで
    投げたり、田舎でもそんなことをした様である。後でその力士が自分に
    投げられた物を持って挨拶に来る。さうなると大変な御祝儀をはずまな
    ければならなかったさうだが、その時分は私の家がまだ貧乏してゐなか
    ったので、父はその位の豪奢は出来たのだらう。
    ── 内田 百閒《私の「漱石」と「龍之介」19690520 筑摩書房
    19930824 ちくま文庫》P129-129
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050531
     花田家の人々 ~ ワカッタカ?騒動 ~
     

    • adlibさん
       
      …… 湯河原の話は、ずっと前に一度書いた事があり、講演でも話した
      事がある。この話に限らないが、以前に一度綴った事が、後に別の筋か...
       
      …… 湯河原の話は、ずっと前に一度書いた事があり、講演でも話した
      事がある。この話に限らないが、以前に一度綴った事が、後に別の筋か
      ら進めて行く話の中へ這入って来て交叉したり接触したり、それは止む
      を得ないし又そこを避けて通る必要もないが、しかし大変書きにくい。
      事実が同じであって、以前に書いたものと新らしく綴ったものが同じ様
      に出来上がってゐたら大したものだが、中中さうは行かない(P154)。
      ── 内田 百閒《私の「漱石」と「龍之介」19930824 ちくま文庫》
      http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4480027653
       
      2022/02/21
  •  夏目漱石の弟子として、芥川龍之介の友人として、彼らと身近に接した著者の思い出話集。

     漱石や芥川の話題がメインかと思いきや、なんか著者自身の苦労話がやたらと多くて、微妙・・・。

     ただし、漱石の俳句(半ば川柳!?)二十数句の解説は、読ませるし面白い。漱石の俳句には「ナマコ」と「厠」がよく出てくるのだが、著者はそれを、一生懸命解釈しマジメに論じる。真面目な方なのですね。

  • 内田百間先生は、夏目漱石を敬愛していて、芥川龍之介を友としていた偉大なる人。
    頑固ジジイだけど、純粋で素朴。
    そしてお茶目。
    芥川龍之介が亡くなった時の日記が、泣かせるんだ。

  • 図書館にて貸出。
    文庫本。

  • 内田百?から見た師匠夏目漱石と親友芥川龍之介。「亀鳴くや」は何度読んでも泣けます。

全29件中 21 - 29件を表示

内田百けんの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島由紀夫
三島由紀夫
谷崎潤一郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×