- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480027658
感想・レビュー・書評
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一番印象にのこったのがにくらしいおやぢの話(このエピソード自体は知っていましたが)と正岡子規に問い詰められてしどろもどろになっている話。
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百けんloves漱石
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…… 湯河原の話は、ずっと前に一度書いた事があり、講演でも話した
事がある。この話に限らないが、以前に一度綴った事が、後に別の筋か...
…… 湯河原の話は、ずっと前に一度書いた事があり、講演でも話した
事がある。この話に限らないが、以前に一度綴った事が、後に別の筋か
ら進めて行く話の中へ這入って来て交叉したり接触したり、それは止む
を得ないし又そこを避けて通る必要もないが、しかし大変書きにくい。
事実が同じであって、以前に書いたものと新らしく綴ったものが同じ様
に出来上がってゐたら大したものだが、中中さうは行かない(P154)。
── 内田 百閒《私の「漱石」と「龍之介」19930824 ちくま文庫》
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4480027653
2022/02/21
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夏目漱石の弟子として、芥川龍之介の友人として、彼らと身近に接した著者の思い出話集。
漱石や芥川の話題がメインかと思いきや、なんか著者自身の苦労話がやたらと多くて、微妙・・・。
ただし、漱石の俳句(半ば川柳!?)二十数句の解説は、読ませるし面白い。漱石の俳句には「ナマコ」と「厠」がよく出てくるのだが、著者はそれを、一生懸命解釈しマジメに論じる。真面目な方なのですね。 -
内田百間先生は、夏目漱石を敬愛していて、芥川龍之介を友としていた偉大なる人。
頑固ジジイだけど、純粋で素朴。
そしてお茶目。
芥川龍之介が亡くなった時の日記が、泣かせるんだ。 -
図書館にて貸出。
文庫本。 -
内田百?から見た師匠夏目漱石と親友芥川龍之介。「亀鳴くや」は何度読んでも泣けます。