知識経営のすすめ: ナレッジマネジメントとその時代 (ちくま新書 225)
- 筑摩書房 (1999年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480058256
感想・レビュー・書評
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アジャイルの本を読んだ後、野中先生の本も積読であったなと思い出して読んだ一冊。数年前、社員の意識変革の必要性を説く上司が課題図書として挙げた一冊。
1999年の発行。出てくる固有名詞やネット社会の進み具合とかからはちょっと古い話かと感じさせたりもしますが、製造業から知識産業に主役が移るという予想はそうなったりして、古くても新しい。
暗黙知を形式知に変える場をどうデザインするかですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発刊は1999年だったが、今の時代にも適応される考えが記載されている書物のように感じた。
自社がSECIモデルで経営できているかや、知識経営のステップに照らすと道のりは遠いように見える -
暗黙知と形式知のフローがわかり易く、キレイにまとまってる。
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自分の組織への適用エクササイズ。
狭義のナレッジマネジメント:知識の共有・移転・活用
+知識ベース事業
+知識経営組織、組織デザインとリーダーシップ、組織改革
・知識創造プロセス
暗黙知
↓ 共同化 (創発場)
暗黙知
↓ 表出化 (対話場)
形式知
↓ 結合化 (システム場)
形式知
↓ 内面化 (実践場)
暗黙知
以上を、個人、集団、組織の各レベルで
・分類
知識資産の把握、議論、活用のための分類
構造的分類
機能的分類
ビジョンの把握、議論、活用のための分類
意味的分類
・観察→定義→分類→仮説(測定のための)→活用→検証→フィードバック
・ハイパーテキスト型組織
自律的な知識創造プロセスをまわす
発展的、多元的、動態的 -
(2001.08.05読了)(2001.05.02購入)
ナレッジマネジメントとその時代
(「BOOK」データベースより)amazon
日本企業は、二度の石油ショック、ニクソン・ショック、円高などを克服し、強い競争力をつくりあげてきた。日本企業に比較優位をもたらしたのは、年功制度・終身雇用という労働形態だけでなく、組織的知識創造をコアとする労働スタイルにあった。それは個別的な直感=暗黙知を形式知化して組織全体のものにし、製品やサービス・業務システムに具体化するという組織の運動能力のことである。トヨタやホンダ、花王、富士通、富士ゼロックスなど優良企業のケース・スタディをもとに、知識創造と知識資産活用の能力を軸として、大転換を迫られている日本的経営の未来を探る。 -
ちくま新書らしい学術書の入口って感じ。
ナレッジマネジメント、知識経営については野中先生のお話を何度か聞いていた上での読破だったので腹落ちしやすかったが、一般的にはけっこうタフな内容だったような気もする。
いずれにしてもブレなく同じ論理をきちんと説明できるってことでやっぱり権威なんでしょうね。この道の。 -
2000年にでたとは思えない。まずはこれから。
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[ 内容 ]
日本企業は、二度の石油ショック、ニクソン・ショック、円高などを克服し、強い競争力をつくりあげてきた。
日本企業に比較優位をもたらしたのは、年功制度・終身雇用という労働形態だけでなく、組織的知識創造をコアとする労働スタイルにあった。
それは個別的な直感=暗黙知を形式知化して組織全体のものにし、製品やサービス・業務システムに具体化するという組織の運動能力のことである。
トヨタやホンダ、花王、富士通、富士ゼロックスなど優良企業のケース・スタディをもとに、知識創造と知識資産活用の能力を軸として、大転換を迫られている日本的経営の未来を探る。
[ 目次 ]
第1章 情報から知識へ
第2章 21世紀の経営革命
第3章 第五の経営資源
第4章 「場」をデザインする
第5章 成長戦略エンジン
第6章 創造パラダイムの経営
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