禅的生活 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061454

感想・レビュー・書評

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  • 禅の世界を日常生活に活かすということで、
    非常にわかり易かったです!!

    そして、あたらめて、物事をどう捉えるか、ということを考えました☆

    日日是好日。

    今日も新しい一日を過ごせることを幸せに想いますヽ(^。^)ノ

  • 約10年ぶり。買い直した。

  • 禅的カタログ?

  • 「うすらぼんやり」はいい表現だ。物事を頭でこねくり回すのはよくない。意識を拡散させ、ゆったりしているとうまく周囲とかみ合うようだ。何か目に見えない全体的な組織力を信じたい。
    座禅はいいと思う。日常も気持が安定し、動揺しない。人生の荷物は少ない方がいい。お坊さんのように欲や見栄を捨て、シンプルに生きたいね。

  • インドに行ったとき、日本寺での座禅、そしてブッダが説いた言葉に興味を持って、「禅」について学ぼうと思って、日本に帰って最初に手にした入門書。
    といっても、意識的にではなく、ブックオフでそういう感じの本を探していたら、たまたま見つかっただけだが。

    すごくわかりやすく簡単に禅について書かれていて、興味深く一気に読み終えることができた。

    思ったとおり、禅から学ぶことは多そうで、自分がこれから生きていく上で禅や仏教的思想を取り入れることには何らかの意味がありそうだと、今確信している。

    例えば、「主人公」という考え方。その時その時で1つの役に徹するということ。難しいが、当然のようにこれができれば非常に強い。

    風流を感じるまでの極致になれば、それはもう楽に生きられるだろうと思う。

    これからも手元に置いて、時々読み返したいと思う本。「いいなぁ」と思った部分は線引いといたし。

    なので、これからもっと禅や仏教について学びたいなぁと思います。仏教に関しては般若心経を読まねば!あと、卒業までに1回は寺に修行に行ってみようと思います!

  • 禅宗の思想をわかりやすく解説した、用語集のような語り口。
    日々好日が好きな言葉。きっと皆も好きな言葉が見つかるはず!!

  • 暗中模索のトンネル内で、遥か向こうに光が射し込む場所を見つけた…そんな気持ちを抱かせてくれた。
    最近老荘思想に惹かれ、“禅”についてももっと深く知りたいという思いが膨らんでいた矢先、タイトルに親しみを感じ手に取ったが、これからますます禅にのめりこみそう。
    日本人であるならば、禅の思想を学ばなければ絶対に損だと思う。なぜなら、禅の意味するところを、感覚でわかる希少な民族なのだから。
    仏教の専門用語や観念が繰り広げられ、初心者には理解の難しいところもあるけれど、総じて分かり易く、温かさをもってその世界が心に落ちてくる。日日是好日、その意味するところの何という幸福を知り、日々のすべてを完全に肯定する心持がもたらす無限の力に、ただただ嬉しくなる。
    それにしても、著者の古今東西を問わない幅広い知識には秘かに拍手。素養のない私には、その一つ一つをもっと詳しく説明してもらえると有難かったのだけれど、原稿枚数の制限を思えばいたしかたないこと。これから自分で肉付けしてゆかねば…。とはいえ、禅の世界の一端でさえ、それを知ると知らないとでは、生きることの楽さや歓びが大違いということは確信でき、況やその世界をもっと知ることができたなら日々はどんなにバラ色だろうと思えてきた。
    そうそう、“ずぼら”とは、元は“坊主”を逆さにした“主坊”の複数、つまり「坊主にあるまじき人びと」という意味だったそう。日本人の暮らしにあっては、ずぼらという言葉一つ取ってみてもその世界は面白く広がること、なぜか我がことのように嬉しかった。

  • 禅がわかったような、わからないような感覚にさせてくる本。しかし頭で禅が理解出来ないことも確か。禅寺に行って身体で感じたくなる。サワリとして読むには適している。

  • 禅的生活のススメ

  • 禅とはどいうものかを知るには良い一冊。
    「日日是好日」
    「無住を以って本となす」
    「知足を知って不足を楽しみ、覚悟を決めてゆらぎをたのしむ」=風流
    などが、心に響いた一冊。

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著者プロフィール

一九五六年福島県生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。八三年、天龍寺専門道場入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。二〇〇一年「中陰の花」で芥川賞を、一四年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に、『禅的生活』(ちくま新書)、『荘子と遊ぶ』(ちくま文庫)、『やがて死ぬけしき』(サンガ新書)、『竹林精舎』(朝日新聞出版)などがある。

「2020年 『なりゆきを生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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