禅的生活 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061454

感想・レビュー・書評

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  • 禅僧であり芥川賞作家の玄侑宗久さんの本。禅の考え方を禅語や禅問答、あるいは脳科学や飼い犬飼い猫とを絡めて禅的なものを紹介している。侍は禅の考え方を取り入れていって独特の侍文化を作っていったけど、何となく侍文化と禅がつながった理由が分かった。

  • 本気で理解するのは無理だが、「禅」という思想が目指すものが何なのかの片鱗に触れた気がする。
    世の中にはこんな考え方を追求している人たちが存在するという事を知っただけで、救われる気持ちがになれるかも。---2008.01.15

  • 禅的生活と云うより、禅的なるものの入門書。禅語、禅的考え方などを西洋哲学、脳科学、犬猫などを引き合いにしながら判りやすく解説して行く。楽に生きるための方便としての禅になっている。

  • 禅は実はとても日常生活に近いところにあるんだなぁと、気づかせてくれた本。ちょっとナムやタマなど、あまりに日常的な話が多い感も無きにしもあらずだが、入門のとっかかり本としては良いかも。また悟れなくても禅のエッセンスを感じ、禅を学ぶことは無駄でないと感じられれば、この本を読む意味ありか。

  • 「禅」から風流まで

  • 今まで漠然としていた己の中にもともとあったものが鮮明になった。
    納得いかない部分も多々あるがそれ以上に入ってくるものが大きかった。
    おかげで迷いが断ち切れた。
    さすがに悟ったとは言いませんがね(笑)

  • 『ベラボーな生活』がかるーく読めるエッセイだとすれば、こちらは頭をフル回転させて読むまさに「禅的生活」の解説書。禅での決まり文句というか、よく引用されるフレーズを解説しながら、禅とは何かを考えさせるもの。禅でいうところのいわゆる「お悟り」状態が脳科学的にはどういう状況なのかについて、海外の研究を紹介するなど、興味深い試みも。面白かった。2007.2.10

  • 禅【zen】とは何か。
    わかりやすい言葉で書かれた解説書。

  • むつかちいし、やぱり仏教だけでなく、宗教的思想に疑問をかんじるかも。

  • 題名ほど難しい本ではない。
    禅僧、住職ながら、さすが芥川賞作家、やわらかい語り口で読みやすい。

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著者プロフィール

一九五六年福島県生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。八三年、天龍寺専門道場入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。二〇〇一年「中陰の花」で芥川賞を、一四年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に、『禅的生活』(ちくま新書)、『荘子と遊ぶ』(ちくま文庫)、『やがて死ぬけしき』(サンガ新書)、『竹林精舎』(朝日新聞出版)などがある。

「2020年 『なりゆきを生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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