- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480067876
感想・レビュー・書評
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日本について、右や左の極端なところではないところから、かなり大胆にどうするねんと論じた対談をまとめた本。
中国や韓国に負けたことを認めない日本といった捕まえ方ちょっと目からウロコ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
対談形式で、様々なテーマが語られますが、いずれにしても「日本はやばい」ということで、それは皆気持ちとしては同感しているわけです。
ただ、語り口がどうも説教的になっているので、素直にうなずけないというか・・・。 -
14/09/22。
14/11/10読了。 -
平和憲法を受け入れるかわりに、国体護持が許された、という見方には大いに納得する。つまり戦争に負けたということで、何が正しく何が正しくないか、という議論ではないということだ。歴史の見方はそういうことだろうと思う。だから、集団的自衛権を認める解釈変更と、歴史修正主義は両立し得ないということがわからない安倍晋三は頭が悪いということだ。まあ自分は、首相に返り咲いてすぐに靖国神社に参拝した時点で頭が悪いと思ったけどね。
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今の日本の危機的状況について、日本の戦後史を振り返りながら縦横無尽に語り尽くす対談。自分が悶々と感じていたことをズバズバと恐れ知らずに殆ど言ってくれちゃっているので、もし自分が今の日本の政治についてどう思っているか尋ねられたら、下手な事言っちゃうよりは、この本に書いてある通りに感じてますって答えた方が早い。
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言われていることはわからないでもないけど、やはり自分の感覚とは飛躍している部分が少なからずあるなぁ。
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日本の国際政治学者は親米派。ほぼ全員。
ケネディ大使が和歌山のいるか漁を批判したのは、文化の内部にまで入る極めてデリケートな問題。
中国という巨大な経済パワーをアメリカが無視できなくなった。
日中戦争は中国が勝利したというよりも、日本が勝ちきれなかった。ベトナム戦争の時のアメリカと似ている。日本はアメリカに負けたということを魂の奥底までない面かしているがゆえにアジア諸国に負けたということを認めることができない。つまり敗戦の内面化の代償としてアジアに対する敗戦の否認をし続けてきた。
冷戦期は韓国は日本に対して植民地責任や戦争責任を露骨に追及することは避けてきた。国内で押さえ込まれていた。しかし冷戦が終わって韓国でも民主化運動が高揚してくると、それまで沈黙を強いられてきた人たちが被害経験を語り始めるようになった。
朝鮮半島が統一するのは、日本と中国が戦争して、統一が中国の側について、日本と戦うこと。