- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480068095
感想・レビュー・書評
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91歳の著者が語る。
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p25 書いたことは忘れやすい、忘れるには書くことである
p48 知識を得たら、すぐに、使わない。時間をおいて、変化するのを待つ。善玉忘却によって知識を解体、浄化する。
p116 「朝は考え、昼は働き、夕べに食し、夜は寝るべし」
p122 so swift as thought = 考えのように疾(はや)く byシェイクスピア -
きちんとした知識をベースに自らしっかり考えて行動する生き方に私も共感する。そういう生き方をしている人は健康にも十分気を配っているのがよくわかる。いろいろなことを考え閃いても時間とともに忘れてしまうことが多い。思いついたことをその場でメモるという習慣を実践しようと思う。
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読みやすいエッセイ。日記をつける習慣は、以前はあったものの、読み返すのが恥ずかしくて、しばらく書いていなかったので、また習慣づけてみようかと思いました。『思考の整理学』の日常生活における実践が色々紹介されていて参考になりました。
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大手町駅半蔵門線から東西線乗り換えの時にあるステーショナリーショップに置いてあって読みたいと思った本 2015年4月
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生活軽視の学校→その誤りに気付く人がほとんどいないのは不思議
古来、日記をつける習慣をもつのはエリートに多かった。そういう知的生活にあやかることができるだろう→そう思うのが、虚栄心→虚栄心のお化粧をするのは向上に結びつくことが多い。
勤め先がおもしろくない→校長のいやみ→「俗者のじいさんが何をホザくか」→思いを書き留めておきたい→6、70年前のこと。その間、空白の日は、多分、一日もないだろう。
ドイツの学生 メモをする程度で、じっと聞いている。
いらぬことを忘れるために日記はある。
善玉忘却を強める→頭のはたらきをよくする。
汗をかいたあと、気分爽快になるのは、悪い記憶を流してしまったからである。
図書館での仕事の仕方 1時間→席を立つ→トイレ、館外→空→ヴァン・ホーテンのココア
朝どりの思考 アイディア 感情の内燃化
感情をぐっと抑え、我慢すると、エネルギーが内燃化→爆発的パワー
シッタシズム オウムの言葉くり返し
目的も考えずに知れば知るほどよいと考えるのは、知的な人間の偏見である。
なぜ?どうして?と自問してみる。→すぐ本で調べることは必ずしも賢明ではない。→疑問として持ち、独自の思考
我田引水(がでんいんすい)他人のことを考えず、自分の都合のいいように考えたり物事を行ったりすること。
海外の雑学クラブ Lunar Society月光会 ワットの蒸気機関 マードックのガス燈
ハーバード大学 ノーベル賞多数輩出 学長ポケットマネーで高級ワイン
日本語の横書き 目に悪いとの仮説
縦読みの漢字 一 二 三 視線の走る方向と文字の線が直角に交わっていて合理的
脚力によって生まれる知恵がある。そう信じて、せっせと散歩するのである。
しゃべることはエクササイズ
いつか乗ったタクシーの運転手「花の季節、お客さんは人がよくなります。チップのくれ方が違います」
思い切って朝食抜き 時間がとれて朝飯前の仕事ができる。
朝昼食ブランチbrunch breakfastとlunch
スポーツマンで成績優秀 夕食までの時間を活用→激しく体を使い汗を流した後は、朝飯前に劣らず知的活動に好適
明治時代 日露戦争があったことも知らず、勉強、研究した学者→学問の権化のように称えた。
象牙の塔には生活がなくて、ただ知識の残骸あるのみ
専門尊重の思考 一芸あるが人間的欠点→天才的
人間的価値は生活から生まれる、という考えが否定されている。生活を破壊することも仕事のためなら、美しいことのような錯覚
生活あってこその知識☆部活ばかりの中高生
イギリスのパブリックスクール 寮生活がある。スポーツも重視→知識偏重を避ける。
俳句は田園、農村の詞→都市生活者 季語の大半は実感を伴わない→都市生活者にとって、俳句が異和を与えるのは自然
手紙を書く。
夏目漱石「一月二日、例の人たちが来て会をすると言っている、手伝うなら昼から、食うだけなら夕方からおいでください」
万年筆にこだわる。ペンはもともと横文字を書くためにつくられている。横文字の基本は縦線である。ペンは真中に裂け目があって縦線を書くとき、そこが開く。
自分の声をテープで聞いた驚き→あまり愉快でない発見だが、新しいものを生み出すエネルギーを秘めているようだ。 -
一気に読みました。生活を色々見直そうと思いました。最後に万年筆の話を持ってこられていたのでペリカンが欲しくなりました。