音を視る、時を聴く[哲学講義] (ちくま学芸文庫 オ-7-2)

  • 筑摩書房
3.21
  • (5)
  • (4)
  • (24)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 228
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480090546

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [ 内容 ]
    イメージは頭にあるのだろうか、それとも身体が感じるのだろうか、そして言葉はそれとどのようにかかわるのか。
    人は時間を、そして音をどのように知覚するのか、あるいは、それは客観的に計測できるのか。
    哲学や諸科学がさまざまに論じてきたこれらの問いに正しい「表現」を与えるべく、世界的ミュージシャン・坂本龍一の問いかけに、時間と感覚について独自の思考を展開させてきた哲学者・大森荘蔵が応える先鋭的な哲学講義録。
    1980年代の傑作対話がここに。

    [ 目次 ]
    第1講 見ることと聴くこと
    第2講 “今”とはどういう時間か
    第3講 イメージは頭蓋骨の中にあるか
    第4講 風景を透かし視る
    第5講 未来が立ち現われる
    第6講 “私”はいない

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 先の吉本隆明との対話「音楽機械論」と同様、大森荘藏が坂本龍一の問いかけに語る<時間>と<感覚>などについて。
          -20091101

著者プロフィール

1921~1997。岡山県生まれ。東京帝国大学理学部物理学科卒業、海軍技術中尉となる。哲学を学ぶため、戦後に同大学文学部哲学科に再入学。卒業後、数度のアメリカ留学を経て、東京大学教養学部教授、放送大学教授を歴任。時間、自我、知覚などにおいて独自の哲学をうちたて、多くの後進に影響を与えた。

「2021年 『新視覚新論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大森荘蔵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×