アイディアのレッスン (ちくま文庫 と 1-5)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480426857

感想・レビュー・書評

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  • アイデアは欲しい時に出るものでもなく、突然降りてくるものでもない。
    どような状態がよいのだろうか。

    アイデアを生むために心がけること
    知識過多で頭でっかちにならないようセーブ
    影響力のあるものに近寄らず引っ張られないよう
    不要なものは忘れてスッキリした状態を作る

    アイデアを生む条件
    求める気持ち
    足りていないという自覚
    必要性を感じていること

    アイデアはそもそも、それを捉えようとする気持ちや必要性に駆られて求める気持ちが必要。
    環境も大事で権威の側にいると気後れしてしまうが、お山の大将的な中にいて言いたい放題言うことが思いがけない発想に至ることがある。
    また頭に詰め込みすぎるのもよくない。不要なものを横に置きスッキリした状態でのんびりすることも大事。
    意気込みすぎずフランクな感じで色々な情報を組み合わせる遊び心もいいように思う。
    そう考えてみると情報過多で処理能力はズバ抜けているAIには難しいことかもしれない。

  • 思考デフラグツール
    04.05.2023 読了

  • とりあえず
    メモ帳を持って書き付けて
    焦らず寝かせておこうと思う
    そしてぐっすり寝る

    妙興寺ブックオフにて購入

  • 求める気持ち、欠如しているという自覚、必要性の認識があれば、アイディアの生まれる条件は揃う。
    自分の置かれた状況を自覚し、向上心を持って課題に取り組むことで、アイディアがおりてくる!

    ブレインストーミングでは相手の意見を絶対に否定してはいけない。アイディアを出しやすい雰囲気を作る。
    聞き上手褒め上手になれば、アイディアを上手く引き出せる!

  • 期待しすぎたか。
    アイデアに関するエッセイ的なものであり、思考の整理学と比べてしまうと、ちょっと気づきを得づらかったかも。

  • 数年前に読んでいたが、今読んでも風化していない内容であった。
    固さと柔らかさを併せ持つ表現が、読んでいて楽だった。

  • アイデアを出せるようになる方法論というよりは、「アイデアは出そうと思って出ないものです」と説いた上で、アイデアっていうのはこんな種類があるよという、既に使われている手法の説明という感じだったので思っていたのではなくピンときませんでした。
    それも自分で考えようということなのだろう。

  • アイディアは偶然の産物とはいえ、きっかけが色々あることがわかりました

  • 津田沼丸善でチェック

  • 昨今のITやAIの普及で私たち人間の価値は見直され、創造をかたちにすることが必要となっています。本書はその先駆けのような内容となっており、アイディアの重要性を説いています。

    しかし残念ながら、アイディアは考えて思いつくものではなく、偶然の産物であるとされています。著者は、偶然の発明・発見ということを「セレンディピティ」であるとも言っています。
    この「セレンディピティ」という考えは、著者の『乱読のセレンディピティ』で知ってから日々実感できることが増えてきていることもあり、今回も納得させられました。試験前についやってしまう関係のない読書からの発見と言われれば、身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。

    アイディアを考えに考えた後は、脳を休ませて忘却。忘却の間にセレンディピティは起こりやすくなる。ものを考えるときには一点集中しすぎず、「風を入れてみたり、道草を食ったり」することが有効。
    この過程も良いですが、いかにもアイディアが湧いてきそうな表現が素敵でお気に入りです。

  • 図書館
    挫折

  • 「思考の整理学」外山滋比古氏の著書。実践編とあるが、アイディアとは何なのか、についての考察と、具体的にアイデアを生み出すための方法など。

    目新しい内容ではないが、アイディアについてじっくりと考えてみる最初のステップとしてはよいかも。

  • 【新しいことを考え、独創的なアウトプットの出せる人になるために】
    アイディアが浮かんだとして、それを実現できたら、人生が充実するのは間違いない。我々は一瞬で忘れるし、別の思考により実現できないとあきらめてしまうし、実行に移そうとしない。もったいない。

    アイディアを大切に。アイディアを尊いものとして、アイディアを記録する。実行する。人生を楽しむためにアイディアは必要不可欠、アイディアは人生のスパイス、有効成分だ。

  • アイデアいとおかし

  • アイディアというものが、実はあまり定義されていないこと、評価もされにくいこと、アイデアを生み出す方法を、対話形式で伝授していく。

  • 『思考の整理学』で有名な外山滋比古による、タイトル通りの内容の本である。著者が文学を専門にしていることもあり、例として詩や小説が中心となっている。
     内容にダブりがあり、『人を動かす』を思わせる膨大な例示により冗長になってしまっている点を除けば良い作品である。特に、『アイデアのつくり方』のような果報は寝て待てという時間のかかる方法だけではなく、限られた時間でアイデアを出すことのできる即効性のある方法を紹介してる点が評価できる。
    ----------------------------
    内容:★★★★☆
    価格:★★★★★
    平易性:★★★★★
    簡潔性:★★☆☆☆

  • 『思考の整理学』『異本論』に続いて読了。
    実はもう一冊残っているのだけど、外山滋比古エッセンスは『思考の整理学』に詰め込まれているようなので、そちらから入ると良いと思う。

    アイディアとは、単なる思い付きとされがちなのだけど、実はパーツを持っているだけでは発揮できないイメージの力だと私は勝手に思っている。
    だから、知識があるだけでは仕方なくて、知識をどう使うか……それも意識的だけではなく、無意識的な部分も含めてどう使うかなのだと思う。

    筆者の言うレッスンは、時間を置く、だとか、思い付いたらメモを取れるようにする、とか、他業種の人と話し合うブレインストーミング、のような、アイディアを生み出すためのキッカケ作りのことだ。

    昨今、オリジナリティということでえらくニュースにもなっているのだけれど、頭の中のことは誰にも分からない。
    けれど、似通ったアイディアが先行されていたとすれば、それは摸倣ではなくともオリジナリティーではないのだと、敗北は認めねばならない。

    しかし、『異本論』でもあるように、ある時代を共に生きている人々には、やはり同時多発的なアイディアは浮かびやすいのではないか。
    そういう意識も必要なのだろうと思う。

    アイディアとは、単にゼロから生み出すことだけを指すのではない。
    生み出されてきたものから、何を生み出すか。
    そういう意味で、知識は必要な糧である。

  • いろんなことをやっているうちに、ふとひらめくのがアイデア

  • 少し難しい。
    分かったような分からないような・・・

  • アイデア出しのコツというかレクチャー本。
    アルキメデスの比重発見例でもあるが考え抜かれた後に別の思考やら行動を挟むとアイデアが浮かぶというのは説得力がある。
    もっともそこまで考え抜くのは難しいことだが…

  • 外山さんの本はなにげに東大生がよく読んでいるらしい。すごくシンプルで当たり前、しかし忘れてはいけない教訓を優しく語りながらも、基本辛口キャラを通している外山さんがいつもながらいい感じ。

  • 2004年に出版されてる。10年前なので、この本よりも洗練された書籍は多数あるが、基礎的、古典的意味合いで良い本だと思った。
    多くの人が言っていることだけど、思考の整理学と併せて読みたい。被っている部分が多いのでスムーズに読み薦められると思う。

  •  誰でも一度くらいは「○日までにアイディアを出してこい」という宿題を出されたことがあるだろう。

     だいたい、そういう宿題が出されるときは、問題が厄介な場合がほとんどで、そのため、なかなかアイディアが思いつかないことが多いものである。

     そんなときは、この本で紹介されている「アイディアのつくり方」を試してみると良さそうだ。ブレイン・ストーミングはありがちとしても、延長線・慣性の法則、セレンディピティ、醗酵させる、カクテルにする……と、かなり具体的で、実用的と思われる方法がいくつも紹介されている。

     しかし、方法論だけでアイディアが出せるものでもないだろう。そこには、アイディアを出すためのベースとなる、経験やら知識が必要なことは言うまでもない。やはり、ここでもローマは一日にして成らずなわけだ。

  • アイディアとは何か。本書によれば「アイディア≠知識」であり、頭に知識を詰め込みすぎると、むしろ頭が働かなくなりアイディアが生まれないという。

    今までは頭に「入力」することばかりに意識が向いていたけど、ぼんやりと何かを考えること…語学の音源を聞くでもなく本を読むでもなく…そういう時間を確保することも大切かなと感じた。自分の個性が表れるのは、おそらく、その時間に閃いたことの中。自分がそれを無意識にやっていたのはシャワーを浴びているときだった。ついつい長くなってしまうのも、いろいろ考えているからだと思う。

    評価が3なのは、終盤に挙げられているアイディアを生み出すための10の方法のいくつかに疑問符がついたから。でも、それほど厚くない本だからざっと一読してみる価値はあると思う。とりわけ、「アイディアの価値を再認識する」という点で。

    以下はメモ
    ・アイディアは偶然による

    ・カタカナはあいまいで、イメージを付与しやすい 57頁

    ・あえて愛読書を閉じ遠ざけた 114頁

  • 「思考の整理学」がまだまだ話題の作者、外山先生の新刊です^^
    かったあーい頭を柔らかくしたくて、つい買ってしまいましたよ。
    「アイディア」とは、どんな時に出やすいのか。
    こんな風に考えるのもアイディアだ。
    アイディアはどうしたら生まれるか。
    を考えてまとめた本であります^^
    これをしたら必ず出てくる!なんて事はないにしろ
    アイディアを生み出す事に関して、楽しくて読みやすく
    興味のそそられる本だなと思いました^^
    そうかぁ、私も少し実践してみようっと(笑)

  • アイディアを生む三つのウォント
    一つ目は、欲求
    二つ目は、欠乏
    三つ目は、欠如

    思考の経理学の実践編。
    良いアイディアとは?

    アイディアの生み出し方などが説明されている。

    最近なにかいいアイディアが浮かばなくて集まっている方にピッタリ。

  • 前作、「思考の整理学」の実践版。

    見出しごとに短くまとめられていて、前作よりさくさく読めました。ただ、書いてあることはほとんど同じなので「思考の整理学」が理解できた人はあまり読む必要はないように感じました。
    2013.03.04

  • 思考の整理学の実践編ともいうべき一札。前作と同じように卒論の取り組み方に役立つように感じた。

    セレンディピティ・類推・発酵・カクテル・延長線の法則など説明と具体例が書いてあってわかりやすい。
    文章自体も読みやすくすらすらと読むことができた。また行き詰まったら読み直したい。

  • 思考の整理学の実践編ということだったが、真新しさはあまり無い。思考の整理学を読んだ時の感動が大きい分、落胆が大きかった。

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著者プロフィール

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆している。2020年7月逝去。30年以上にわたり学生、ビジネスマンなど多くの読者の支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(以上、筑摩書房)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

「2024年 『新版 読みの整理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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