生きづらさはどこから来るか: 進化心理学で考える (ちくまプリマー新書 183)
- 筑摩書房 (2012年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688866
感想・レビュー・書評
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《人類は、服を着てペニスを隠すことで争いが減り、順調に協力が形成でき、今日のように人口が爆発的に増えたのかもしれません。》(p.140)
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文明社会の環境変化は人類の進化をはるかに超えるスピードで進行している。したい仕事が見つからないのは、すべき仕事が決まっていないという状況に人間の心が慣れていないから。無理に選ばず、目の前にある仕事に取り組んでみると、それがやりたいことになるかもしれない。
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タイトルはこんなだが、中身は進化心理学。その視点で読んでいるが、入門としてはとても面白い。
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「人間の心は狩猟時代からそんなに変わってない」ということを色んな視点から説明した1冊。人間に「嫉妬心」や「怒り」の感情がどうしてあるのかを初めて知りました。あと性格や各種能力の半分は遺伝らしい。
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てっきり生きづらさを解消する方法が書いてあるかと思ったら、表題のとおりの内容だった。
なぜ?を追求する形で展開されていて、所々「なるほど」と感じるところはあったが、だからどうするの?は各自で考えなきゃいけないのか。
最後の、「人間はサルの子供時代が長くなった版」という考え方には新鮮な感覚を受けた。
言われてみれば、確かに。でもだからといって、変化の多い社会で生きづらさを感じる人は、どうしたら行きやすくなるんでしょうね? -
前半は進化心理学の解説で少しわかりにくい部分があったものの後半部分では狩猟採集時代と現代の人類がそれほど進化していないことから感情について深く考察されていてとても面白かった。
買ってまた読みたいと思う。
進化心理学に興味が湧いた。 -
人類の歴史上、生きづらさも仕方ない。
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わたしたち現代人の生きづらさは、私たちの心身が、一万年前の環境に適応したまま進化していないからである、という内容。