プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484171067

感想・レビュー・書評

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  • ベンチプレスなどの身体を断片化するトレーニングに疑問が湧いていた時期なので、難しい姿勢を維持する為の筋肉の連動など、体全体を使っていくアプローチが、しっくりきた。理論に納得出来る一方で、うまくいかない時には、どの箇所がダメなのかを自己解析する必要があり、実践はなかな 、難しい。
    数年後に結果出てるといいなー。

  • もう26歳で最近故障も多いので、関節や腱にも優しいトレーニング方法を考える必要性を感じていた時に出会った一冊。
    怪我のリスクを減らす、関節や腱を強くする
    本物の使える筋肉、本当の強さ、機能的で動ける筋肉
    複数の筋肉を協働的に鍛える。神経も。部分的に鍛えない。

  • とにかく逆立ちができるようになろうと思った次第。ジムとどれくらい並行してできるのかわからないが、関節の弱い自分の体を鑑みるに確実に必要な情報だった。

  • ジムに登録しても3ヶ月で行かなくなり退会を繰り返す経験をした。食事制限で減量に成功し、あとは筋肉をつけたいがジムに入会しても元の木阿弥…しかも私がなりたい体はダンスに適した体(種々の筋肉と間接がうまく連携しあう体)であってムキムキではない。更にキャリアアップに金を注ぎ込む予定なのでジムに通う時間もなく金も惜しい。とはいえ自宅のトレーニングは素人ゆえにプログラムの組み方がわからない。巷に宅トレの本は溢れているが「この通りにしていればレベルアップする」的なものが見当たらないのだ!
    そんな私にとっては要望をほぼパーフェクトに満たした本であった。取り敢えず、この本の通りに順にレベルアップしていけば、そのうち体をコントロールする事ができるようになるらしいのだから。

    本書は他のレビューにもあるようにジムトレやプロテイン、ステロイドを徹底的に否定し「それは真の強さではない」とする。正直異論はあるが、言ってることは分からなくもない。というのも、本書はアメリカで発売されたもので作者もアメリカ人だからである。
    素人であるゆえに誤った知識かもしれないが、かの国はプロテインにもステロイドが添加されており、また、ピザを毎日大量に食べながら「健康のため」不足分の栄養は大量のサプリで補う人が多くいる文化であるという。そういった文化的背景は頭に叩き込んでおかねばなるまい。健康ってなんだっけ?

    また、インターネットで逆立ちが何分できるかを試した動画があったが、そこに出場していた5人のうち、YouTuberとボディビルダーは逆立ちができず、自重トレーナーは1分近く耐え、そして体操選手と器械体操選手が更に長く耐えたというものがあった。筆者が揶揄していたのはこう言うことか、思ったものであった。

    さて、そんな中読んでみたが、前半部分は読み物として面白い。特に文化的背景を考えるとより楽しめた。
    そしてちらほら見かける書評にも書いてある通り、一通り読んでから実際にトレーニングを開始すべきである。最後の11, 12章を読んでからようやくきちんとトレーニングを開始できる。

    本書は恐らくバルクアップには相応の時間がかかるが、本書を信じるのであれば「怪我をしない体」を作る事ができる。
    バルクアップをしたいのであれば本書を取り込みつつジムでのトレーニングを重ねると良いのではないかと推察する。
    また、バルクアップはしたくないが体を引き締めたい、健康寿命を伸ばしたい、はたまた私のように「他の趣味のため体のコントロール力を手に入れたい」、だが「ジムやパーソナルトレーニングをつける金も時間もなく宅トレでどうにかしたいがステップアップの方法がわからない」という人間には良い指南書なのではなかろうか。
    ただし、最後のステップまで進める人間がどの程度いるかは謎である。最後のステップが出来るようになるまで筋肉がつくのであれば、それは遺伝的に筋肉に恵まれた人物であるに違いあるまい。

    取り敢えず、私は自分のできるステップまでをコツコツと、そして自分の求める「体のコントロール」そして「ある程度の引き締まった体」が得られるまで続けられるかどうか…も含めて、試してみるつもりである。

  • アメリカの監獄内で密かに受け継がれてきた自重筋トレのテクニックについて書かれた本です。
    ジムなどでのウェイトトレーニングやマシントレーニングは必要なく、家などの狭いスペースで、懸垂ができるようなぶら下がれるところやバスケットボールなど、少しの身近な道具があれば、体は鍛えることができる。体を鍛えるとはどういうことか。ウェイトトレーニングなど仰々しい道具(本書では度々それをおもちゃと呼んでいます)は魅せる筋肉、実際の生活では使えない筋肉として、理論立ててはっきりと否定しています。

    本書はアメリカの元囚人で自重筋トレの源流であるキャリステニクス研究の第一人者が著者となっており、アメリカでベストセラーになったと書かれています。アメリカでも著者の素顔は謎に包まれているようですが、現代のトレーニングを否定する根拠、本当に強い肉体とはどういうものかを、筋肉や腱をはじめ人体の構造の知識を用いて、しっかりと語られているので説得力があります。

    序盤の、監獄での生活がどのようなものか、どのような経験をして肉体を鍛える必要があったかを書かれているところは興味深く読むことができ、どんどん読み進めることができました。

    中盤ぐらいになると、実際のトレーニング法が図を用いて丁寧に書かれていますが、いきなりそのトレーニングを実践するより、他のレビューで書かれているように、最後まで読了してから取り組んだ方がいいと思います。

    私自身、今まで色々な筋トレの本を読んできましたが、ジムに入会をしたものの数ヶ月で退会するを繰り返していました。
    私がいわゆる筋トレ初心者であったことも本書にのめり込むだけの熱量があった理由だったかもしれないです。
    ジムに何年も通い、ウェイトトレーニング上級者と呼ばれる人にとっては、そのようなトレーニングに対して否定的なことが書かれているので、とっつきにくいかもしれないです。

    本書に書かれているトレーニング法を実践して、結果を自分が実感してはじめて本書の内容を証明できることだと思うので、やってみないとわからないし、それを証明するには長い期間がかかるとも思います。
    しかし、それをやってみたい!証明してみたい!と思える程の説得力があったので、本書をいつもトレーニングの際に活用して、すりきれるぐらいまで読んで活用したいと思える本でした。

  • 自宅筋トレの教本。近所に鉄棒が欲しくなる。

  • 原題はCONVICT CONDITIONING
    キャリステニクスという昔からのトレーニング方法の解説
    自重を使って6種目を段階を追って鍛えていく

    内容的には非常に興味深いが、
    書き方?訳し方がイマイチ読みづらい

  • STEPによっては難易度が跳ね上がる。
    トレーニング箇所によってはSTEP1も厳しいです。

  • いつも行ってるジムが閉鎖になった。区営なのでこの方針は仕方ないところ。いまこそ本書の出番だ。プリズナーにあやかって自重で鍛えることにしよう。

  • 監獄でただひたすら己を鍛え抜いた男の鍛錬本。
    トレーニングの方法が載っているだけでなく、
    何故トレーニングをするのか、己を鍛えるのか。
    目的をも教授する内容になっている。
    女にモテる為? 痩せてカッコ良く見せる為?
    そういうチャラい目的は唾棄すべき貧弱と一喝。
    魅せる為に鍛えるのはない。
    生き残る為、タフガイになる為に鍛える。
    そう、このトレーニング本はサバイバル本。
    周りは全て敵という状況を打破する手段を与えてくれる。
    信じるのは己の研ぎ澄まさせれた精神と、
    鍛え抜かれた鋼の肉体のみ。
    その境地に至った時、新たなる景色が垣間見える。

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著者プロフィール

元囚人にして、すべての自重筋トレの源流にあるキャリステニクス研究の第一人者。1979年にサン・クエンティン州立刑務所に収監され、その後の23年間のうち19年間を、アンゴラ(別名ザ・ファーム)やマリオン(ザ・ヘルホール)など、アメリカで最もタフな監獄の中で暮らす。
監獄でサバイブするため、肉体を極限まで強靭にするキャリステニクスを研究・実践、“コンビクト・コンディショニング・システム”として体系化。監獄内でエントレナドール(スペイン語で“コーチ”を意味する)と呼ばれるまでになる。
自重筋トレの世界でバイブルとなった『プリズナートレーニング』シリーズは、日米でベストセラーになっているが、彼の素顔は謎に包まれている。

「2023年 『完全図解版 プリズナートレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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