そらみみ植物園

著者 :
  • 東京書籍
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487808083

感想・レビュー・書評

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  • 動物や昆虫に関する素人が気軽に読んで面白いはいっぱいあるんだけど、植物はなかなかないので、貴重な本だと思う。
    学者はどうしても分類とか植生とかを書いてしまうけど、変な植物とそれに関して自分が思ったことしか書いていない。
    非常にシンプルで、学問的な価値は殆どないが、面白いから、まあいいか。
    著者の絵も味があって悪くないが、やっぱり写真で見たかった、という気がする。

  • 世界中の珍しく、貴重な植物を顧客の依頼によって集める、プラントハンター。この本は彼が今までに出会った何千、何万もの植物の中から数十点をよりすぐり、その植物をイラストにしてまとめたものです。ヤギが登る木、ライオンを殺してしまう果実など、摩訶不思議な植物。その1つ1つに解説やエピソードがついていて、そんな植物があったのかと驚かされます。

  • BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー“コンクラーベ”で登場。
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/highlight/52.html

    青山ブックセンター 佐々木貴江さんが小林綾子さんへ向けてプレゼンした1冊。
    『小林綾子さんは、野菜を育てたり園芸もご趣味と伺いまして、この本は、世界の希少な植物をとりにいくプラントハンター西畠清順さんがエピソードと共に紹介している一冊です』(青山ブックセンター 佐々木貴江さん)

    見事、小林綾子さんの今読みたい本に選ばれました!

    原宿ブックカフェ公式サイト
    http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
    http://nestle.jp/entertain/bookcafe/

  • 世界のユニークな植物を、味わいのあるイラストと文章で紹介した本。
    つい実物の写真を見たくなってググってしまうので読むのにちょっと手間がかかる?
    おばちゃんには字の小ささがちょっと辛かったです・・・(T_T)

  • 植物はむやみに国内に持ち込むことはできない。植物防疫法の規定により植物検疫が実施されているからだ。おそらく本書で紹介した植物は、ほとんどが海外に生息する珍しい植物で、国内で見ることは難しい植物ではなかろうか。

    そんな不思議な植物たちを、武蔵野美術大学の差絵と無敵なコメントで楽しませてくれる。植物に対する深い愛が感じられ心地よい。ゆるい感じのエッセイではあるが、東日本大震災後の活動や環境問題、プラントハンターとしての志も力強く書かれていて、奥が深い。

    以前、書店の「最強の恋愛小説!」のコメントに吸い寄せられ、三浦しをんの「きみはポラリス」を購入したことがある。その短編小説に「森を歩く」という作品がある。主人公の彼氏がラストにプラントハンターと判明するのだが、そのプラントハンターという響きがあまりにも突拍子もなく、それでいてやさしく、印象的で、今でも記憶に残っている。
    この本の帯「三浦しをん」のコメントを読み、ストンと腑に落ちた。あの彼氏は清順さんがモデルだったのだ。

  • イラストが良い味を出しています。でも、実物が見たくなり一話毎にスマホで検索してしまうので、読むのに時間がかかります。

  • 手軽に読めていい。
    読み始めは「へんないきもの」ブームに引っ張られたようなウケを狙った文体が気になったけど

  • 【推薦文】
    世界にある不思議な植物たちを、絵とおもしろいストーリーで語った1冊!おそるべき才能を持った植物や、記録より記憶に残る植物などがのっています。これを読めば、植物の魅力に虜になるかも。
    (推薦者:機械科学科 B4)

    【配架場所】
    すずかけ台: 2F-ペリパトス文庫 470.4/N

  • 様々なエピソードと,深い知識の基に語られる植物の話を,飽きずに終わりまで楽しみました。
    オサメユキの命名エピソードには思わず笑ってしまいました。実物の植物も見に行きたくなりました。

  • ユーモアあふれる文章で、楽しく読めます。植物は写真でなくイラスト、説明もこの植物はこんなものだときっちり書いているわけではないです。興味を掻き立てられ、ネットで調べながら読みました。
    代々木ヴィレッジの庭も見てみたくなった。

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著者プロフィール

1980年生まれ。明治元年より150年続く、花と植木の卸問屋「株式会社花宇」の5代目。日本全国・世界数十カ国を旅し、収集・生産している植物は数千種類。日々集める植物素材で、いけばな・フラワーデザイン・室内緑化・ランドスケープなど国内はもとより海外からのプロジェクトも含め年間2000件を超える案件に応えている。2012年1月ひとの心に植物を植える活動である、“そら植物園”をスタート。様々な個人・企業・団体と植物を使ったプロジェクトを多数進行中。著書に『プラントハンター』(小社)、『そらみみ植物園』(東京書籍)

「2015年 『教えてくれたのは、植物でした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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