- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488027131
作品紹介・あらすじ
俺の名は姫山誠、あまりの童顔ゆえ高校生に間違えられるが、れっきとした二十五歳の日本男児・刑事である。侠気あふれる高倉健さんの映画を愛し、市民の生活を守るため日々奔走している。いままで数々の難事件を解決し、署内で『名探偵マコちゃん』と呼ばれている俺なのだが、そこには大きな秘密があって…。家は事件の謎を解いているのは別人だなどとは、決して人には言えぬ。おまけにその陰の名探偵・琴乃は引きこもりのオタク女だなんて!そんなマコトとコトノが遭遇した五つの不可能犯罪。鮎川賞作家が新境地で描く、本格ミステリ連作集。
感想・レビュー・書評
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スウィーツ好きを隠した自称硬派な日本男児の見た目高校生な童顔刑事と彼に代わり謎を解く癖のある美少女が遭遇した五つの不可能犯罪。それぞれ別の角度からとはいえ二人共芝居掛かった似た口調の為混ざる。オタク故のものとして描かれるから口調自体はすんなり受け入れられた。覆面少女小説家とスウィーツにわくわくした。
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古き良き日本男児を理想とする(でもスウィーツ好き)
童顔刑事25歳マコト
引きこもりでオタク(だけどとびきり美少女)な高校生 コトノ
マコトが出会った謎の多い犯罪をコトノが解き明かすというパターン
ミステリのアンソロジーで1作だけ読んだときは
軽快だし、コトノに振り回されるマコトが面白いと思ったけれど、まとまって1冊になると・・・・くどい(笑)
コトノが引きこもりのわりによく出かけてるし
人見知りキャラはいつの間にかなくなってるし。
強烈でコミカルなキャラからいって
ドラマに向いてるかも。 -
健さんに憧れる日本男子の警察官、姫山誠。名探偵マコちゃん。
スイーツ好きであることを必死で隠したり威しに弱いところとか可愛くて面白かったんだけど、後半がちょっと面白さ半減だったかな。 -
この作家のミステリーは初めて読んだが、「琴乃」が格好良すぎる!「毒舌でKYでオタクで引きこもりで、どうしようもない女性」として描かれながら、「ものすごく頭はよく、美女、自然を愛する」という面を持つところが妙にリアリティがある。
琴乃や誠のキャラが好きで、この作家を好きになる人もきっと多いと思われる。
事件のトリックへの驚きは、あまり大きくはない。 -
主人公:硬派な日本男児を目指す童顔刑事
ヒロイン:謎解き好きのオタク女子高生
2人がというか琴乃が事件に首をつっこんで謎を解く5編。
オタク・引きこもり・人見知りと設定が詰め込んであるけど、特に生かされてなかった感じ。冒頭は子供と話すのも人の後ろに隠れてたのに、最後は不特定多数と普通に喋ってるし。特徴あるキャラのミステリー。 -
日本男児とは、と拘る主人公の思考が苦手らしい……甘い物は食べたくなります。
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ユーモラスなキャラクターが活躍する連作ミステリ。飛びぬけたトリックはあまりないのだけれど、誰もが思い込みがちな先入観をひっくり返してしまうロジックが魅力的。キャラ立ちも満載です。
お気に入りは「吹雪のバスの夜に」。うわ、まるっきりはまっちゃったよ先入観! そりゃもう理想的な読者ですね私(苦笑)。
「たぶんポオに捧ぐ」もいいなあ。道具立てがかなり好み。 -
探偵役も相方も設定盛りすぎだろう。
と思いました。
面白かったは面白かったのですが。
あと、表紙が逆に合ってないと思う。
探偵役がわりと最後までクズで良かったです。
しかし引きこもりなのか女子高生なのかニートなのかよくわかりませんね。
引きこもりとか言う割には普通に出掛けるし、人見知りと書いてる割には初対面の人間に傍若無人。
まあいいか。 -
かなりクドイ文章で読み続けられない。
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童顔の刑事マコトが持ってくる事件をとオタクな高校生コトノが解き明かします。最近流行りのキャラクター設定が軽い感じミステリ。正直嫌いじゃないです。