松谷警部と三鷹の石 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 110
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488420048

作品紹介・あらすじ

無理心中と思われた三鷹のスポーツライター殺害事件から浮かび上がった、河口湖とカーリングに絡む不可解な事実。白石巡査がついに看破した真相とは。好評シリーズ第2作。

感想・レビュー・書評

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  • 01月-08。3.0点。
    松谷警部シリーズ。
    スポーツライターの死体が見つかり、交際していたと見られる女性が自殺して見つかる。無理心中かと捜査を始めるが。。。

    サラッと読める。読者も犯人当てが楽しめる。

  • 4+

  • 振りが長かった

  • シリーズ二作目。一見ただの無理心中で片付きそうな事件。しかしそこで見つかる小さな矛盾から、事件の真相をじわじわと追い求めるミステリ。まったりとしたムードながら、実に緻密に手がかりが提示されていくさまはこれぞミステリの醍醐味です。
    凶器がカーリングストーンというのも驚きだけど(やっぱりそんなに重いのか!)。今回の一番の驚きポイントはやはり動機でしょう。たしかにそれを示唆するあれやこれやはあったけれど、まさかそこまで、と思ってしまいました。実に印象的です。

  • 本格だ。じっくり一度に読まないと忘れる。

  • 極めてオーソドックスな本格ミステリーで、どこかに破調が欲しい印象は前作と一緒でした。
    捜査過程の丹念な書きっぷりが心地良いですし、伏線が随所に張り巡らされていましたが、ロジカルの緻密さは前作の方が上だと思いました。
    また、松谷警部は相変わらず掴み所がないキャラクターでしたが、山口警部補、探偵役のイアイ、オネエ系のスポーツ店主・梁田は程よく戯画化されて魅力的でした。彼らとのやり取りは面白かったです。

  • すごーく次の話を読みたくなる「読ませモノ」。
    とにかく次へ行きたくなります。
    マッタリさんの松谷警部のどこがマッタリなのか今一つわからず、イアイ巡査の決めも今一つぼんやりな感じが・・・。
    うーーん、何なんでしょう???

  • 2014/07/29読了

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著者プロフィール

平石貴樹(ひらいし・たかき)
1948年函館生まれ。作家、東京大学名誉教授。1983年、「虹のカマクーラ」で第七回すばる文学賞受賞。
著書に『松谷警部と目黒の雨』『松谷警部と三鷹の石』『松谷警部と三ノ輪の鏡』『松谷警部と向島の血』(創元推理文庫)、『アメリカ文学史』(松柏社)、
翻訳にオーエン・ウィスター『ヴァージニアン』(松柏社)、ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』(共訳、岩波文庫)などがある。

「2019年 『一丁目一番地の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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