- Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488451035
感想・レビュー・書評
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太刀洗万智シリーズは好きだけど、他の読んだことあるやつとは毛色が違う感じがした。というか読む順番とか気にしてなかった、、こっちが先か。
私の中で作られてる万智のイメージは、こんな背景があったのかと繋がった。
守谷くんには全然共感できなかったな、、
万智は事件と感情とが原因結果で噛み合ってるイメージだから、感情が先に出て行く守谷くんはなんで?っていう気持ちが大きかった。
再読はない気がするけど、なんというか「しっくり」な話だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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再読。守屋と同い年のときに読んでとても重い衝撃を受けた記憶が生々しいけど、その頃に比すると十分に歳を取った今読んでも、ショックが大きい。
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913-Y
文庫 -
ユーゴスラビアのこと全く知らなかった。
紛争の起きる地域がまだあるのに
やはり平和ボケしてるのだなと反省した。
民族が1つになることを目指すことは儚い夢だったのだろうか。
ミステリーと絡めるのは少し無理があった気がする。 -
ミステリの要素もあるけれど、ふつうに高校生のちょっとした非日常としてのお話としても読めた。
探偵役?が二人いるのもなんだか良いなと思った。 -
読後感が切なくて好き
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ユーゴスラビアから来たというマーヤとの二ヶ月を描いた物語。
日常と、時折はさまれるちょっとした謎解きの積み重ねが、物語の終わりをより悲壮なものにしている。
「ねえ守屋くん。……あなた、幸福そうね?」
「Ni, もりやさん。わたしは、あなたよりわかっているんですよ……」
「失敗と思い込みと勘違いばかりだ。」
これを薦めてくれた人が、「米澤穂信は自分を賢いと思っている男子高校生の挫折を描くのがうまい」と言っていた。たしかにそうかもしれない。