彼女はたぶん魔法を使う (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488459017

感想・レビュー・書評

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  • 氏の初のシリーズ物・柚木草平シリーズ第一作。


    タイトルにある魔法の効果が心憎い。

    あの結末は詐欺だ!!と叫びつつも、氏の思惑にどっぷり嵌まります。


    シリーズ物を持てと示唆した氏の岡山の友人に感謝感激の一冊、是非、お楽しみを。

  • ドラマで観たかも(「初恋よ~」の方は確実に観た記憶がある
    最後まで読んでも柚木のイメージは鹿賀丈史には重ならなかった

  • 題名買い。

    柚木草平シリーズというものらしい。主人公柚木草平の基本設定がありがちながらも、面白いし、作り込まれている感がある。

    東野圭吾と違い、アッというトリックが使われている訳ではなく、どちらかというと刑事ドラマとかにありそうな感じ。(名探偵コナンや金田一少年の事件簿というかはぐれ刑事純情派)

  • 「一千万の人間が一千万の人生を抱えているのだ。考えてみたら気味が悪いがそれをいえば俺自身の人生が一番、気味悪い。知子や加奈子から解放されて自由といえば自由だが、三十八にもなって社会のどこにも根を下ろしていない現実は、客観的には、風に飛ばされる紙くずみたいなものだ。そういう俺のような紙くずが、無自覚に吹き溜まっている場所、それが東京という街なのかもしれない。」

    二枚目探偵、柚木登場!!
    初めて読みました、この樋口さんの本。
    と思ったら、なんとこの本1990年出版!どーりで携帯電話が連絡ツールで出てこないはずだ!!とびっくり。
    そんな古いはずなのに、全然古くないのが凄いです。

    犯人は誰なのか?と最後まで気になった1冊でした。

    【9/8読了・初読・市立図書館】

  • 元刑事でフリーライターの柚木草平は、雑誌への寄稿の傍ら事件調査も行なう私立探偵。
    今回もち込まれたのは、女子大生轢き逃げ事件。
    車種も年式も判明したのに、車も犯人も発見されていないという。
    被害者の姉の依頼で調査を始めたところ、話を聞いた被害者の同級生が殺害される。
    私生活でも調査でも、出会う女性は美女ばかりで、事件とともに柚木を悩ませる。
    人気シリーズ第一弾。

  • こんな中高年の青春、かっこよすぎ

  • 読むのが2度目な気がする…。タイトルと表紙がキャッチーなのでつい手にとってしまった。読み手が男か女かで感想がだいぶ違いそう。主人公の魅力が私にはさっぱりわからなかったので、彼が美人にモテモテの理由がピンとこなくて話を楽しめなかった。ミステリ部分もとりたてて面白いわけでもないしなあ。

  • 2009/03

  • 柚木草平シリーズの第一弾。
    これ1990年作品なんだね。まったく古さを感じないし
    むしろ瑞々しいくらいです。
    「ぼくと、ぼくら〜」を読んだときにも感じたし、恐らく
    作家さん独特の力なんでしょうね。凄いなー。

    当然携帯電話なんてないから探偵は電車を使って
    ウロウロとし、足で動きまわるんですねー。
    自分にとっても携帯なんて付き合いはここ数年の
    ものだし、こういった状況を読む方がしっくりきます。

    これは全シリーズ読まねば!

  • 柚木草平シリーズ?長編
    妻と離婚し子と別れて暮らす柚木は、中年男性が一度はしてみたいなーと思う姿なんだろうか。ちょっと理解できないかも。でもいちいち気障ったらしい台詞は読んでいて小気味よい。

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著者プロフィール

1950年、群馬県生まれ。業界紙記者などを経て、88年『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』で第103回直木賞候補。著書に『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の思惑』、「船宿たき川捕り物暦」シリーズの『変わり朝顔』『初めての梅』(以上、祥伝社文庫刊)など。2021年10月、逝去。

「2023年 『礼儀正しい空き巣の死 警部補卯月枝衣子の策略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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