- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488459017
感想・レビュー・書評
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「和製フィリップ・マーロウの生き様」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/detail?rgtn=B12785詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者:樋口有介(1950-、前橋市、小説家)
解説:大矢博子(1964-、大分県、書評家) -
ちょっとカッコつけすぎだよー。
主人公のセリフがキマリすぎて、読んでいて
ねーよと思ったのは私ばかりであるまい。
謎解き自体は先が見えちゃってイマイチだが
読みやすくて、テンポがいいから飽きさせない。
さらっと読むにはいいかんじ。 -
キザで女たらしでちょっと抜けてるもと警察の探偵さんが主人公。魅力的な女性がたくさんでてくる。…とまあ、そんな感じ。
おもしろくなくはないんだけど登場人物のだれにもハマらなかった。探偵はまあよくあるパターンとして不満はないんどけど、設定上、魅力的な女性のはずの女性に誰も魅力を感じなかった。でも作者はあれがウィットに富んだ魅力的な女性なんだろう。相容れないものを感じる。
複線をもっとはったほうがいいと思う。突然出てくる設定がおおすぎてご都合主義。 -
前から興味のあった作者。
読みやすい、どちらかというとなんちゃってミステリーという印象でしょうか。
美人な女性に囲まれてうらやましい…というかハーレム状態ですが、そのなかでも女性への感性は鋭いと思います。
単にきれいでかわいいだけではなく、その強さも強かさも男性ならではの視点ですが、女性から見てもわかります。
そういった人間への捉え方が鋭いということは他の小説にも期待できると思います。
シリーズものらしいので、続きもよみたいですねー -
元刑事の探偵兼フリーライターが主人公。軽い感じでサクサク読めたけど、最後が私にはダメだった。。
何でカノジョのために用意したお料理とシャトーマルゴーを他の女が食べたり飲んだりするのを止めないの!
と何故か元上司のカノジョの気持ちになってイライラしてしまいました。 -
慣れるまでは少し読みにくい
草平のちょっと回りくどい小洒落た言い回しが絶妙
すごく好き -
【再読 2015/01】
これを最初に読んだのは18の頃。
当時付き合ってた彼氏のバイト先の事務室で、彼氏の友達と二人きりで読書に励んだ。
何故か彼氏はおらずほぼ初対面で男女二人。
嗚呼、青春。
主人公の柚木草平は洞察力の鋭い深みのある元刑事…のようで実はかなり薄っぺらい探偵。
いや、深いのか?薄いのか?よく分からない。
とりあえず38歳にして若く見える(らしい)が、いわゆるイケメンではなく(多分)、お洒落でもなく(多分)、無精髭の生えた(多分)おじさん。
ちょっと特別なことと言えば口から垂れ流すように口説き文句を言っているぐらい。
きっと前世はイタリア人。
この口から生まれた主人公は警察エリートの愛人を通し、美人な依頼主から亡き妹が巻き込まれた交通事故の調査を依頼される。
一見交通事故にしか見えないが、紐を解くと見えてくる小さな疑問。
これは一体事故なのか。事件なのか。
事件に関わる女性たちに翻弄されながら柚木草平が謎を解く。