魔法使いのウエディング・ベル ((株)魔法製作所) (創元推理文庫)
- 東京創元社 (2020年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488503130
作品紹介・あらすじ
MSIに入社して以来、さまざまな任務を全うしてきた。だが、このミッションほど緊張したことはない。愛するオーウェンとの結婚式のために、ウェディングドレスのセールで、お気に入りの一着を手に入れるのだ。ところが、会場で魔法を使ったいざこざが発生。大勢の人々が魔法を目撃してしまう。誰かが魔法を人目にさらそうとしている? ケイティはオーウェンの反対を押し切り、調査を始める。大人気シリーズ、ついにフィナーレ!
感想・レビュー・書評
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ついに終わってしまいました。
いい大人なのに、1作目から本当に魔法ってあるのかも?と信じられるような世界に、ワクワクしながら読んでいました。
今回は敵よりウエディングが楽しみで、最後はちょっと感動しました。
最初から最後まで、魔法の世界で仕事をして、しかも素敵な彼がいるケイティがうらやましかったです(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安定の面白さ。
今作でいったんシリーズ完結とのことで、さびしい気持ちとホッとした気持ちが半々というところ。
設定の妙で楽しませてくれた1stシーズンに対し、2ndシーズンは構成やシチュエーションを工夫するしかなく、面白かったけどそろそろ潮時という感じもしたので。
何年も前に映画化の話が出ていたのはどうなったんだろう?
映像化したら絶対に面白くなると思うから、実力のある監督とキャストでなんとか実現してほしい。
今なら映画よりもオリジナルドラマの方が向いてるかも。NetflixかAmazonPrimeでやらないかな。 -
MSIに入社して以来、さまざまな任務を全うしてきた。だが、このミッションほど緊張したことはない。愛するオーウェンとの結婚式のために、ウェディングドレスのセールで、お気に入りの一着を手に入れるのだ。ところが、会場で魔法を使ったいざこざが発生。大勢の人々が魔法を目撃してしまう。誰かが魔法を人目にさらそうとしている?ケイティはオーウェンの反対を押し切り、調査を始める。大人気シリーズ、ついにフィナーレ!
最終巻ということが寂しすぎるけれど、大満足な結末でした。最後の最後まで波乱が巻き起こるけれど、お互いのことを信じて進んでいく主人公カップルが本当に大好き。オーウェンがイケメンでケイティがラッキーガールに思われがちだけれど、決してそうではなくて、ケイティの素晴らしさを身近な人たちや読者が分かっているからこそ、この物語に共感できるんだと思う。今までよりも悪役が小物に思えたところはあるけど、免疫者という設定の上手さや人間界との絡みもたくさんあってあっという間に読み切りました。短編集も楽しみだし、またいつか機会があれば続編も出してほしいな。 -
ケイティとオーウェンの恋物語がようやく完結。フィナーレは結婚式。ってところは表題通りだけれど、そうは簡単にはいかない。魔法の存在を暴こうとする団体が登場。イミューン(魔法に免疫のある人)がからんでいるのか?それとも、魔法界の中に裏切り者がいるのか?現在、警備部所属のケイティの捜査が始まる。一方で、結婚式の準備も進行。こちらは、MSI(魔法製作所)の中で行われ、ケイティの友人ジェンマがを中心に準備が進むのだけれど、新郎新婦が決めないといけないこともたくさん。アメリカの結婚式って、日本より準備が大変かも。ちょっと気になるのは、魔法での演出、ケイティの目にも見えるように、幻ではなく実物を出現させているんだと思うと、とっても大変そう。もっと彼らの話を読みたい気もするけど、作中での年代は2007年なので、続くシリーズを現代で描くとしたら、20年くらい後になるのかしら。それはそれとして面白そうなので、少しだけ期待しておこうと思う。
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ついに完結。いつもよりはマジカルバトルは大人しめ?オーウェンの言う「ハッピーエンドのはじまりはじまり」って、素敵な言葉。これからもハッピーが続く2人だものね
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長かった物語もついに最終巻。こうでなくっちゃという同じみの騒動があって、でも二人の仲はしっかりと築かれていてというこのシリーズらしい展開。可愛らしい恋の素敵な結末でした。
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魔法が実はあるニューヨークで働く「魔法の効かない」ケイティの仕事と恋愛のシリーズ、完結!現実を忘れられる楽しいラブコメとしておすすめです。第二部はそんなに盛り上がらなかったけど、安定して面白かった。