銀河英雄伝説〈9〉回天篇 (創元SF文庫) (創元SF文庫 た 1-9)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488725099

作品紹介・あらすじ

前指導者の遺志を継ぎ、共和政府を樹立した不正規隊の面々。司令官職を引き受けたユリアンは、周囲の助力を得て、責任を全うすべく奔走する。帝国では皇帝暗殺未遂事件が発生、暗殺者の正体を知ったラインハルトは過去に犯した罪業に直面し、苦悩する。そして新領土総督ロイエンタール謀叛の噂が流れるなか、敢えて彼の地に向かうラインハルトを、次なる衝撃が待ち受けていた。

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと男子ィ!

  • 巨星がまた落ち、銀河の歴史が1ページふたたびめくられる。疾風ウォルフが肩を震わす姿がなんとも痛ましい。

  • 2023年度【国際学部】入学前知トラ「課題図書」推薦作品

    OPAC(附属図書館蔵書検索)リンク
    https://opac.lib.hiroshima-cu.ac.jp/opac/volume/490668?locale=ja&target=l

  • 結局人は他者との争いの中でしか自己を確立し得ないのか.群体としても争い,個体としても争い,一体この生命体の存在意義とは何なのだろう.

  • ヤンが死んで残り2冊もあるのか…と思ってたらちゃんとドラマがあった。
    陰謀から抜け出せないことを知ってあえて戦いを挑むロイエンタールはかっこいいなぁ。

  • 銀英伝もいよいよ大詰めの第九巻でございますが、ここでなんの脈絡もなく「ネタバレについて考えてみた」をお送りします!

    そもそもネタバレとはなんぞや?という話なんですが、ウイッキー先生によると

    〜ネタバレとは、作品(小説、劇、テレビ番組、映画、漫画、ゲームなど)の内容のうちの、物語上の仕掛けや結末といった重要な部分を暴露してしまうこと。またはその情報のこと。物語性のある内容以外にも、生中継ではないスポーツの勝敗などが意図せず露見してしまうことに対して用いられることがある〜

    とのことです

    まぁね、肝心なネタバレの範囲については、いろいろなご意見、考え方があると思うし、あっていいと思うんですね
    どこからをネタバレとするかってのは本当に難しいと思うんです
    共通の答えを見つけるのはほぼ不可能とも思うんですが、少なくともいわゆる推理モノで犯人やトリックなんかをそのものズバリ出しちゃうのはなしにしましょうよってのは理解を得られるんじゃないかと思うんですよね

    そんなん普通に営業妨害で、作家さんへの冒涜だと思うし、そんなことするのまじサイコパスか!って思っちゃいます

    で、なんで急にこんなこと言い出したかっていうと、ネット上で『銀英伝』は古い作品でアニメとかにもなった超有名作だからネタバレしてもOKって言ってる人がいて、もう(゚Д゚)ハァ?じゃないですか?
    いやいやいや、いいわけないやろ!
    『銀英伝』が書かれたころにはまだ生まれてない子たちだってたくさんいるんやで!その子たちにも楽しく読んでほしいとか思わんのか!作品に対する愛はないのか!
    つかお前異星人か!そんなん言い出したら古典は全部ネタバレOKか!オールOKか!キラ・ヤマト、フリーダム、行きま〜すか!いやそれはオールグリーンだわ、か!

    そもそもネタバレがOKになった瞬間なんかないわ!って話だと思うんですよね
    繰り返しになりますが、範囲についてはいろいろありますよ
    それは認めます
    でも、ネタバレ自体の是非で言ったら常に非だと思うんですよね

    まぁ、そう思うんならその人に直接言えって話かもしれませんが、変に絡まれても怖いじゃないですか
    だからこんなところで、ひっそりと言ってみました
    ひとつの意見ということで、自分の意見以外認めん!てことでもありません
    あしからず

    • みんみんさん
      レビューであれなんだけど
      米澤穂信氏の両親?父親?
      今岐阜で行方不明になってて、捜索中なんだよね…
      こっち暑さヤバいしもう気の毒で(꒦ິ⌑︎...
      レビューであれなんだけど
      米澤穂信氏の両親?父親?
      今岐阜で行方不明になってて、捜索中なんだよね…
      こっち暑さヤバいしもう気の毒で(꒦ິ⌑︎꒦ີ)
      2023/08/08
    • ひまわりめろんさん
      あらまぁ、大変だ
      しかもそっちは大雨になるんじゃなかったっけ?
      早く無事見つかるとよいね
      あらまぁ、大変だ
      しかもそっちは大雨になるんじゃなかったっけ?
      早く無事見つかるとよいね
      2023/08/08
    • 1Q84O1さん
      ほんとだ
      父親が釣りに行ったまま帰ってこないみたいですね…
      車は見つかったみたいですが…
      心配ですね
      ほんとだ
      父親が釣りに行ったまま帰ってこないみたいですね…
      車は見つかったみたいですが…
      心配ですね
      2023/08/08
  • ロイエンタール叛す

    銀英伝本伝10巻の中でも1、2を争う好きな巻です。

  • 2022/11/15購入

  • 「"帝国の双璧"、相撃つ―――。」

    ユリアン・ミンツを後継者としてイゼルローン共和政府を樹立した元・不正規隊(ザ・イレギュラーズ)のメンバーたち。ヤン・ウェンリーという偉大な指導者を失った組織を立て直すため、仲間たちと共に奔走するユリアン。

    一方の銀河帝国では、新領土(ノイエ・ラント)総督で、"帝国の双璧"の一人として称えられるロイエンタールに、叛旗の意ありとの噂が流れる。馬鹿な噂と一笑に付した皇帝ラインハルトは、ロイエンタールからの招待状を受け、少数の部隊を率いて惑星ハイネセンへと向かう。しかし、その途上で立ち寄った惑星ウルヴァシーにて、ラインハルトは襲撃を受ける。ラインハルトは何とか難を逃れることが出来たが、上級大将ルッツを喪うこととなる。

    この襲撃がロイエンタールの叛意であると信じられないラインハルトだが、彼の者からの弁明も何もなく、遂にはロイエンタールを反逆者として粛清することに決める。討伐軍の指揮を執るのは、"帝国の双璧"のもう一人でロイエンタールの無二の親友、ミッターマイヤーであった―――。


    前巻のヤン・ウェンリーに続いて、今度は帝国側で偉大な人物の死が訪れる。地球教によって蒔かれた"種"によってもたらされた動乱であったとはいえ、ラインハルトとロインエンタールの信頼関係であれば容易に回避できるものであったはず。しかし、それを回避することは出来なかった。「稀代の用兵家である天才、ラインハルトに挑むことができる場が生まれてしまった」―――ロイエンタールをして、対決するに至ったそれに勝る理由はなかったのだ。

    ロイエンタールの死によって内乱が終結した後、ヒルダに自身の子が宿ったことを知ったラインハルトは、改めてヒルダに求婚し、正式に妃として迎え入れることとした。しかし、その幸福の裏側で、病は彼の皇帝の身体を確実に蝕んでいたのであった―――。

    次巻、ついに最終巻。果たしてこの銀河を舞台にした壮大な物語はどのような結末を迎えるのか。

  • カッコいいぜロイエンタール

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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