豊田章男

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492503164

感想・レビュー・書評

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  • 週刊東洋経済で連載されていた記事を同僚が全回をPDFにして回覧してくれていたのであらかたは読んでおり、かつ直近の電子版が無償回覧されていた時期にもある程度読み進めていたので改めての物理本として4月で読み切れました。

    僕は名古屋で生まれ育ってトヨタが好きだし、確かに傲慢だという話も耳にしたりするが、やはりものづくり企業としてTPSを推進したりトヨタは好きです。 
    そしてなんとなく好きだったのはなんだっけ?というところはこの本でやっぱりわかりました。「産業報国の精神」これも僕は大好きな企業である松下さんの精神と一緒、Integrityな企業であることを第一としている。あぁそういうことなんだ、と。 
    もちろん企業小説なので「トヨトミの野望」や「逆襲」とは異なって基本的には美しいことしか書かれてはいないんだけど、今の日本で最も顔の見える社長だ、ということは事実なんだと思うし、トヨタに努めている友人からの社内情報でもやっぱりいい話はいろいろ聞いている。トヨタイムズも大好きです。

    モビリティカンパニーへの転換を宣言し、WovenCityでのNTTとの協業、澤田社長もめっちゃIntegrityな人ですしね。 と、さておき、やっぱり読後感も元気が出たし、がんばんなきゃな、とは思いました。 
     (あ、またトヨトミの逆襲読みなおそうかな…)

    さてはじめにから抜粋
    『章男は、勝つために何をすべきかを突き詰め、ストイックに追及するアスリートの特性を有している。目標を定めて努力を惜しまない。溢れんばかりの情熱、前を見て突き進むひたむきさ、誠実かつ真剣に取り組む真摯さなどが、社長業へのエネルギーの根源であることは間違いない。』

  • 創業家出身の社長であること、車好きであることぐらいしか事前知識として持ち合わせてなかったものの、御曹司としてのエリートというよりはどちらかというと泥臭い人間的な面が見えてとても好感が持てた。順風満帆どころか就任直後の大規模リコールから東日本大震災まで、苦しいピンチの連続の中、大企業を率いるトップとしてのフラットなマネジメントやフランクな姿勢はとても学ぶところが多かった。

  • トヨタの御曹司と言われた苦悩からイチローとの対談話、今後のトヨタのことなど面白かった!

  • 面白かった。一気読みでした。

  • 我らがボス
    章男の誕生秘話

  • マスタードライバーカッコいい。イチローとの境遇、重圧や思想、自分のやるべきことへの愛・求道の姿勢が色々近い。役員報酬が会社規模からしても安すぎるそうだけど、自分のような一社員からすると二桁近く違うのでよくわからない…とりあえず、漫画の主人公みたい。何万人という社員が食えるよう、かつ人命も預かる製品を展開しながら、変化を恐れない意思決定を下していくのは並大抵の器じゃできないんだと分かった。

  • 社長就任直後リーマンショック、東日本大震災と立て続けに災厄が押し寄せるも、それをバネに指導者としての覚悟と風土改革のチャンスにしたという。「失敗をバネに」とはよく言うが、精神的に簡単な事ではないだろう。GAZOO事業部も、虚栄心や金稼ぎの手段ではなく、トヨタのため。そしてそのトヨタの存在は、日本のためという視座の高さ。企業人として、見習うべきところがあると思う。

  • 言わずとしれた世界のトヨタの社長。3代目のお坊ちゃまという背景を背負いながら、どのようにトヨタの躍進を支えたのかが面白かった。また、モリゾウというもう一つの顔があるからこその精神安定は本著を読んで知った。

  • イマイチ

  • 自分も、トヨタ自動車のサプライヤーの一端として、
    これからも共に歩み続けることができたら。
    社長としての考え・姿勢も、勉強になる点が多かった。

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著者プロフィール

片山 修(カタヤマ オサム)
ジャーナリスト
愛知県名古屋市生まれ。経済、経営など幅広いテーマを手掛けるジャーナリスト。鋭い着眼点と柔軟な発想力が持ち味。経営戦略、マネジメントにも造詣が深く、長年の取材経験に裏打ちされた企業論、組織論、人事論、時代論には定評がある。2001年から2011年まで学習院女子大学客員教授を務める。
『時代は踊った――オンリー・イエスタディ‘80s』(文藝春秋)、『ソニーの法則』『トヨタの方式』(以上、小学館文庫)、『本田宗一郎と「昭和の男」たち』(文春新書)、『ふるさと革命――“消滅”に挑むリーダーたち』(潮出版社)、『社員を幸せにする会社』『技術屋の王国――ホンダの不思議力』『豊田章男』(以上、東洋経済新報社)など、著書は60冊を超える。

「2021年 『山崎正和の遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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