WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う
- 日本経済新聞出版 (2012年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532317676
感想・レビュー・書評
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就職したときのことを考えると、その会社のwhat、つまり売っているもの・サービス、業務の内容で選んでいたか。whyや理念、価値観できちんと選んでいただろうか。whyから生まれたwhatだとしても、きちんとwhyを読み取っていたかは怪しい。売るものが変わっても、仕事の内容が変わっても、whyに共感したならついていける。そうでなければ、辛い環境で働くことになる。この本を読んで、今の状況を改めて考える。
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20190503
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ライト兄弟、スティーブ・ジョブズ、マーティン・ルーサー・キング。人々を奮い立たせる彼らはWHYから始めていた。
本書のテーマは、アップルやハーレー、スターバックスに代表される企業がなぜ顧客を魅了し続けるのか、である。なぜ人々は行列をなしてまでiPhoneを求め、愛するのか。
一般的な企業とアップルとの間には、根本的な思想に違いがあるという。一般的な企業が物をつくること(WHAT)に主眼があるのに対し、アップルは理念やビジョン(WHY)に主眼がある。アップルの根本にある理念やビジョンを体現したものがMacやiPhoneであり、WHY→WHAT為す。WHYから始めているところに大きな差があるのだ。
メーカーの開発現場でこれに遭遇することがよくある。「何のためにその製品を作るのか」を置き去りにし、他社との競争に明け暮れ、製品の本質を見失ってしまう。それでは顧客を惹きつけることはできない。
ゴールデンサークルの説明。
WHAT:企業や組織は自分のしていることがわかっている。明確に説明できる。
HOW:自分がしていることの手法を知っている人や企業も、いる。よそとは違う方法、より良い方法をとる。あまり明確ではない。
WHY:自分がいましていることを、している理由。これを明言できる人や企業は少ない。
ー以下、抜粋ー
「どうして貴社の顧客は忠実にずっと顧客であり続けているのでしょう?」、なぜ自社の顧客が顧客でありつづけているのかを大半の企業は分かっていない。大半の企業は自社のビジネスを駆り立てているものの正体がわからないまま、不完全な前提や、もっと悪いことに完全に誤った前提に基づいて決断を下している。
競争に勝つために何をすべきか?と自問するのではなく、そもそも自分たちの理念はなんだったのだろう?今現在、利用可能なすべてのテクノロジーと市場機会を考慮したうえで、その理念に生命を吹き込むには何ができるだろう?と自問すべきだ。
消費者にwhyを尋ねたメーカーはなかった。whatを聴くと白いものをより白くする洗剤が欲しいと言われた。実際には、清潔になったかどうかより、清潔に感じられることが肝心だった。
マックファンに理由を聞いても具体的な理由しか出てこない。シンプルだから、デザインがいいから、など。ところが、実際は購入を決めた理由は実に個人的なものである。そうした理由は、アップル側にあるわけでなく、個人にある。 -
カリスマ的インスパイアー型リーダーは、確固としたwhy大義理念を持ち、そこからスタートしている。
企業例とか多くて、途中読むのがだるくなって、さらーっと、で終える。tedだけでも良かったかな。 -
Vol.183 世のリーダーたちはこっそり読んでいる。WHYなきところにイノベーション無し!http://www.shirayu.com/letter/2012/000368.html
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<目次>
はじめに なぜ、WHYから始めるのか?
第1部 WHYから始まらない世界
第2部 WHYから始まる世界
第3部 リーダーには信奉者が必要
第4部 信じる人間をどう集結させるか
第5部 成功は最大の難関なり
第6部 WHYを発見する
2018.06.20 英語版が品川読書会で紹介される
2018.06.25 予約
2018.10.21 読了 -
第8章まで読んだところで貸し出し期限が来てしまったので、一旦返却。
読了扱いとする。
理念と大義を掲げてみんなを巻き込み、奮起させ感激させる企業とリーダーには意外な共通点があった!
組織の内外の人たちに感銘を与え、やる気を起こさせ、アイディアやビジョンを発展させる手助けができる<インスパイア型リーダー>になる方法を伝授!
という本。
WHY(理由、目的、大義、理念)→HOW(手法)→WHAT(していること)の順で考えなければいけない、という話。