交換教授: 二つのキャンパスの物語(改訳) (白水Uブックス)

  • 白水社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560071854

感想・レビュー・書評

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  • 祝復刊!改訳!一冊化!

    白水社のPR
    「抱腹絶倒、創意を凝らした、作家の出世作
    大学紛争さなかの1969年、英米二人の大学教師が互いにポストを取り換え、なんと妻をも「交換」してしまう⁉ 受賞多数のコミック・ノヴェルの最高傑作を、待望の改訳一巻本で贈る。」

  • 自分たちの立場だけでなく、妻までも交換してしまったふたりの教授の話。ちょっと苦手なタイプだったかも。いまいち乗り切れず。

  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18358

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB13318830

  • 2013-9-1

  • 交換留学生はよく聞くけど、交換教授は聞いたことがありません。
    英文学科の教授同士を、アメリカの大学とイギリスの大学が交換するのは不可能じゃないし、学生にとっても面白いことでしょう。
    でも読者にとってもっと面白いのは、交換された2人の男性教授が、単身赴任の留教先で、互いが残した妻と懇ろになってしまうこと。
    ポストと妻を交換した2人が、最後はどうなるのか。読んでからのお楽しみ。

  • 初めて読んでから随分と時間が経過したのだということを、冒頭で主人公2名が40歳というのを読んで気づかされた…舞台は1969年、アメリカの学生運動などを背景に展開されるこの物語では、40歳の彼らは若い学生たちの価値観や行動についていけず、老いを感じ、中年の危機に立たされている。その彼らの年齢をいつのまにか越してしまっていたことに愕然とした。
    それはともかく、今回久しぶりに再読して、やはりいま読んでもよくできた小説だと感心した。ディヴィッド・ロッジはいまも元気に新作を発表してるけど、やはりこれが最高傑作ではないか。
    スワローとザップはもう84歳。今ごろどこでどうしているのか…

  • 6章から成り、章ごとに技法変え駆使して描かれてて、各技法は物語と密接。英の大学教師と米の大学教師が、半年間交換留学ならぬ交換教授を行うわけだけれど、根本的な文化の違いにニヤリとしてしまう。ただ今一歩のめり込めなかったのが残念。

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著者プロフィール

1935年、ロンドン生まれ。英国を代表するコミック・ノヴェルの大御所。『小さな世界』と『素敵な仕事』でブッカ―賞最終候補に選ばれる。『大英博物館が倒れる』『交換教授』『小さな世界』『素敵な仕事』『楽園ニュース』『恋愛療法』『胸にこたえる真実』『考える…』『作者を出せ!』『ベイツ教授の受難』『絶倫の人 小説H・G・ウェルズ』『起きようとしない男』など主要作品が邦訳されている。

「2019年 『作家の運 デイヴィッド・ロッジ自伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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