第二次世界大戦1939-45(下)

  • 白水社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560084373

感想・レビュー・書評

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  • 6000万人とも7000万人とも言われる死者が出た第二次世界大戦の始まりから終わりを緻密な情報から追うことができた。もう二度とこのような戦争をしてはダメだ。

  • ふむ

  • 1943年のイタリア反攻から原爆投下、大戦終結まで。それにしても心に残るのは、狂った指導者、国の都合や駆け引き、はたまた普通の兵士や市民がみせる残酷な行為など、戦争に正義はなく、良心も道徳も歴史も命も、なにもかも破壊してしまうこと。生き残るのは戦争を始め指揮した指導者と取り巻きのみ。これが事実であることを認識しないことは非常に危険。

  • 大戦の終盤戦。欧州戦線では「ノルマンディ上陸作戦」、ベルリン陥落、ヒトラーの自殺による第三帝国の崩壊までの過程。
    そして太平洋戦争のフィリピン・硫黄島・沖縄戦、日本本土への空襲、広島・長崎への原爆投下、無条件降伏が描かれている。
    特に印象深いのはナチス・ドイツの崩壊する過程。決して劣勢を認めようとせず精神を乱していくヒトラーの姿は哀れにすら感じる。
    また英米ソの戦後処理まで含めた緊迫感のある駆け引きも見物。この時からすでに冷戦が始まっていたのだ。
    なかなかハードだったがこれまで第二次世界大戦の全体像を掴む機会がなかったので非常に有意義な読書だった。
    読んでいくなかで気になる人物や戦いがあったので今後も掘り下げていきたい。

  • 第二次世界大戦の外観を俯瞰できる良書。過度な創作もなく、抑性されたドキュメントで、しかも長い。だからといって読みにくさを感じないのは、時に見え隠れする著者の嗜好が、ある種のウイットになっているからだろう。

  • 書籍についてこういった公開の場に書くと、身近なところからクレームが入るので、読後記はこちらに書きました。

    http://www.rockfield.net/wordpress/?p=5657

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著者プロフィール

1946年生まれ。戦史ノンフィクションの世界的ベストセラー作家。バークベック・カレッジ、ケント大学客員教授。『スターリングラード 運命の攻囲戦』でサミュエル・ジョンソン賞、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞受賞、『ベルリン陥落1945』でロングマン歴史賞受賞、『スペイン内戦1936-1939』でラ・ヴァンガルディア・ノンフィション賞受賞、その他の訳書に『ノルマンディー上陸作戦1944 上下』『パリ解放1944-49』などがある。

「2015年 『第二次世界大戦1939-45(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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