- Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560090091
作品紹介・あらすじ
1976年、ソノラ砂漠から戻った二人の詩人、アルトゥーロ・ベラーノとウリセス・リマは、メキシコを離れ、それぞれヨーロッパに渡る。その後、世界各地を放浪する二人の足取りは、メキシコに残ったかつての仲間たち、作家、批評家、編集者、トロツキーの曾孫、ウルグアイ人の詩人、チリ人密航者、アルゼンチン人写真家、ガリシア人弁護士、女ボディビルダー、オクタビオ・パスの秘書、大学教授など、実在・架空のさまざまな人物の口から伝えられる。最後に少年の日記から明らかにされる二人の逃避行の理由とは?強烈な皮肉とユーモアに貫かれた、半自伝的傑作長編。
感想・レビュー・書評
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終わり方は割と普通だったな。。。
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つくづく名前が分からねえ…
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下巻は個々のエピソードが面白く読みやすかった。そして難しかった。オクタビオ・パスとの交信の場面など全く理解不能でして。それでも50人以上の登場人物それぞれがだんだんと愛おしくなってくる。詩を書くのってとても孤独な作業に違いないのに、人と人との繋がりの中から生まれてくるってことがステキに思えた。(ラテンアメリカの土壌と気質によるものが大きいのかしら)。何をそこまで!と叫びたくなるほど滑稽で悲しいエピソードすらも心温まってしまうボラーニョの純粋さに惚れた感。ボラーニョの分身的存在ベラーノが女にもてるのも妙に納得。
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貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784560090091 -
[ 内容 ]
<上>
1975年の大晦日、二人の若い詩人アルトゥーロ・ベラーノとウリセス・リマは、1920年代に実在したとされる謎の女流詩人セサレア・ティナヘーロの足跡をたどって、メキシコ北部の砂漠に旅立つ。
出発までのいきさつを物語るのは、二人が率いる前衛詩人グループに加わったある少年の日記。
そしてその旅の行方を知る手がかりとなるのは、総勢五十三名に及ぶさまざまな人物へのインタビューである。
彼らは一体どこへ向かい、何を目にすることになったのか。
<下>
1976年、ソノラ砂漠から戻った二人の詩人、アルトゥーロ・ベラーノとウリセス・リマは、メキシコを離れ、それぞれヨーロッパに渡る。
その後、世界各地を放浪する二人の足取りは、メキシコに残ったかつての仲間たち、作家、批評家、編集者、トロツキーの曾孫、ウルグアイ人の詩人、チリ人密航者、アルゼンチン人写真家、ガリシア人弁護士、女ボディビルダー、オクタビオ・パスの秘書、大学教授など、実在・架空のさまざまな人物の口から伝えられる。
最後に少年の日記から明らかにされる二人の逃避行の理由とは?強烈な皮肉とユーモアに貫かれた、半自伝的傑作長編。
[ 目次 ]
<上>
<下>
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
様々な人々の証言から立ち上がってくる二人の男の姿と、その二人が追った一人の女詩人の姿。様々な人間の証言で二人の人物像を描くさまが、良かった。
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長かった。
初めと終わりは面白いが、中盤はかなり苦痛でした。
ひょっとして短編向きの作家?
「通話」も読んでみよう。 -
2010/9/30購入
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終わり方、意味深で好き。