みどりの妖婆 (fantasy classics 闇の戦い 2)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566015036

感想・レビュー・書評

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  • 最初の頃に比べ、ウィルの変貌が劇的すぎるような・・・。

    <闇>も迫ってきてるし、そんな悠長な事は書いてられないか。

  • 闇の戦い2冊目。再読。

  • やっぱり聖杯に書かれた言葉、おぼえてた。
    まだ暗唱できるよ。
    図書館から母が借りてきてくれたこの本をドキドキしながら何度も読んで、小さいノートに「呪文」と称して書き写していた小学生の私よ、
    何十年も後、君は同じようにやっぱりドキドキしながら異国のほの暗い空気を感じつつ、「呪文」を何度も心の中で唱えてます。産婦人科の待合室で。
    三つ子の魂、こりゃ百まで、だ。

  • 海沿いの町で行われる奇妙な祭り(奇妙な人形を海へ投げ込む)

  • 「コーンウォールの聖杯」と続けて読んでみると「いきなり『みどりの妖婆』を読ませるのは酷です評論社さん」と訴えたくなる。それくらい伏線回収部分が多かった。
    この巻でドルー兄弟達とウィルが結びつくが、ウィルはあくまで<古老>として目立たない存在であろうとする。ドルー兄弟達が主役。これが最後の「樹上の銀」に繋がっていくんだなぁ~なんて今更思ったり。

    カエサルのガリア戦記でも「枝編細工で作った大きな像に生贄を詰めて火をかける」というガリー人の風習が書かれているので、コーンウォールのどこかにそういった習慣がある/あったのだろうと思う。

    この本に出てくる「他人の不幸が幸せな人もいる」(意訳・実際の台詞は全然違うものでした)という考えは読んだ当時、思春期だった心に突き刺さった。ファンタジーというのは現実社会に出る前に、若い者に世の中を教えてくれる緩衝装置でもある。

  • 最後に必要なのは強い力でも権力でもなくて、誰かを思いやる優しさなんですね。2008/5/26

  • 一巻より良かった
    でも、ほかの話の主人公があんなに出張ってこられてもねー
    ちょっとどうなの
    またこの人の話って、なんかふわふわしてて実態つかめないっていうか
    キライじゃないけど
    だいたいが緑の妖婆、それで?的な

  • 主人公に3人の兄弟が加わってくる。イギリスのコーンウォール地方で聖杯を探すとなると、舞台装置は出揃い、怪しげな画家の「闇」と光が戦うことになる。この小説は、もう半世紀以上前に書かれたもので、現在のファンタジーなら出てくる、ドラゴンや魔法使いや妖精とかの定番登場人物が出てこない。その代わりが、アーサー王伝説になるらしい。特別な人間だけが戦うのでなく、一般の人間も参加するのが、面白さを増加させているかもしれない。呪文も古い言葉だし、土地の伝説や儀式がまだ特別なものとして生きている(形骸化されていない)のがいいなあ。

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