子どもの心のコーチング 一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)
- PHP研究所 (2007年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569668932
感想・レビュー・書評
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面白かった
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お正月の読書。
息子との関わり方に戸惑いがあり、
トンネルを脱出したくて。
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ちゃんとしようねとか
早くしようねとか
勉強したらどうかな?とか
そういうこと、そろそろ言いたくない。
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でも学びの習慣形成とか
スムーズに生きるためのちょっとしたコツとか
彼が知らないだろうことも、
おっくうでサボっているだろうことも、
しつこくなく、イヤミにならないニュアンスで伝え続けたく、その方法を知るために読みました。
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そもそも、彼のほうが優しいし、
博識だし、わたしより人として優れているところがたくさん。
だから、育てるとかおこがましいし、
あんまり細かいこと言わないようにしてるんだけど、それでも伝わらないから、わたしの技量が足りないんだという反省です。
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すぐにできそうなことが書かれていて
自分のためにも、さっそくやってみようと思います。
M-1見てから、ずっと食べたかった「もなか」が読書のおともでした。
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子供と生活する日々が良い方向に進んでいるのかどうか見直す参考にはなる。
内容はごく一般的で飛ばし読みしたので15分くらいで読了 -
子どもの心のコーチング。
表題は育児用のように思えるが、親の方にも言及しており、詰まるところ万人に当てはまる内容だと思う。
部下を持つ上司や上司に色々言われる部下も参考にしていいと思う。
コーチングの基本として「人はできる」ということが挙げられる。
ティーチングとの違いなのだろうが、その人本来の能力を引き出してやることがコーチングなのだと思っている。
すぐに参考にできるのは「私メッセージ」と「あなたメッセージ」。
何かをしてもらったらありがとう、その一言で受け手の印象はだいぶ変わってくる。
また、なぜできないのか原因を追求するのではなく、どうしたらできるか対策を考えることもすぐできる。
ちょっとしたことに気を配り、意識を変えて当たり前のことを当たり前にやるだけで自分も周りも大きく変わってくるのではないかと思う。
コーチングについてもう少し学んでみたくなった。 -
納得の行くところとそうでないところがあったので星三つ。
星二つにするか迷ったけど書いてること自体は悪くない、好みの問題なので三つ。
2歳の自分の子供には当てはまらないストラテジーが多く感じたけど、子どもがもっと大きくなったらもしかしたら賛同できるのかも知れない -
科学的根拠のない筆者の体験談しか書かれていない。
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借りたもの。
怒るはもってのほか、叱るは肝心なときに…親から外圧を与えるのが子育てでも教育でもないと思った。
まずすべきは、子どもの心に寄り添うこと。「私はあなたの言っていることを聞いているし、共感している」ことを示し、その次に教育するのだと理解した。
親が子どもの感情に共感する必要があるのは、子どもに感情や感覚を“理解させる”教育と、信頼関係を築くためにとても需要だった。
ほめる、叱る、物でつる以外の教育方法。
中室牧子『「学力」の経済学』( https://booklog.jp/item/1/4799316850 )では物で釣るのは手段の一つとしていたが…我慢させる教育と、将来的には経済的なリターンがあること(幼少期まで)があった気がする……
後半の、問題を解決する聴き方の手順は勉強になる。
親がしつけに悩むのは、無意識に「理想の子ども像」を持っているため。その期待にそぐわないため「しつけ」と称して小言や「お前は理想の子どもじゃない」という暗にメッセージを送っており、最悪、体罰から児童虐待に至る。
児童虐待が問題になっている昨今、体罰はやはり良くないと考える。虐待のほとんどは必ず「しつけのため」と言うが、親が“子供に言うことを聞かせるため”であり、“親の思い通りにならない”ことに対する報復に過ぎないからだ。
親が、まず話を聞かせる環境づくりを怠った結果だと思った。
体罰をすることは親自身にとっても、精神的に悪影響を与えていると思う。力でねじ伏せる快感があり、話し合いを放棄する可能性があるから。
そういう点でも、こうしたコーチングの技術がもっと普及してほしいと私は考える。 -
・母親が働いている場合は、積極的な父親の援助は不可欠。一つは家事を手伝うこと、もう一つは母親が精神的に安定していららるよう援助すること。
・問題は子供が自分で起きないことではなく、親の一貫性のなさが伝わること。朝起こさないと言っても口だけ、結局起こしてくれる、と思われては、親の威厳が保たれない。尊敬されない親は、子供に責任を教えることが難しくなる。
・手伝ってくれたら、子どもをほめないのが大切。手伝ってくれたことに感謝し、喜んでください。親がどう感じたか、気持ちを教えてあげてほしい。親が自分の気持ちをいかに言葉豊かに伝えるかで、子どもの中に人の役に立つ喜びの種を植えることができるのです
・子どもは、親がこうしろと言う子になりません。親が、やっている通りの子どもになります。 -
図書館
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子どもの自立のため、ということだけでなく、親の自立についても触れられている点が興味深い。
禁止語、命令語は使わない、など、日常に取り入れたいことがたくさんたくさんあって、付箋だらけになってしまった。
とは言え、内容的に疑問を抱く点もあったので、★は4つにしておく。
(目次)
第1章 親の役割は何?(ハートフルコミュニケーションで目指すのは子どもの自立
親の役割は子どもを思いのままに動かすこと? ほか)
第2章 子どもに教えたい3つの力(愛すること
責任 ほか)
第3章 子どもを幸せにするしつけ(叱ることがしつけではない
怒りの自動スイッチをリセットすることから始めよう ほか)
第4章 心を結ぶ聴き方・伝え方(子どもの話を聴くことはサポートの基本
人間はそもそも人の話なんて聴いていない ほか)
第5章 親の幸せは自分でつくる(子どもからの自立
親からの自立)