「行動できない人」の心理学

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569697420

感想・レビュー・書評

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  • ちょっとづつゆっくり読むといいような気がする。問題の所在の在処を指摘してくれるのでそれが救いに繋がるんじゃないかな。最終的な責任は決断をする自分自身にあることを忘れないで耳を傾けるといいかもしれない。この人の著書は少し疲れている時に読むといいと思う。

  • 途中までは似た内容のことをクドクドと書いてるなぁと思って読んでましたが。。。最後の「新しい自己の創造」の章は、他人に影響されがちな自分にとっては結構感じるところのあるものでした。

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    (幸福になることが良いことだと教えられてきた人は)幸福になりたいという欲望よりも、幸福にならなければならないという規範意識が先に立つ
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    そう言われれば、確かに「なければならない」というものに囚われてきたように思う。

    また、
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    他人が自分の思い通りにならないように、自分も自分の思い通りにならない。自分を自分の思い通りにしようとする人はノイローゼになり、他人を自分の思い通りにしようとする人は欲求不満になる
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    とは、正にそのとおりだと思う。

  • 行動するコトでよくなるコトがある。食わず嫌いはやめる、やってみる

  • やってみたら好きになるし自信も出てくる、まずはやってみようって。人のために自分を使えとか、こうゆうアツい本は嫌いじゃないんすよね。

  • 生きていく上で元気を与えてくれる本。

    「人間は事実によって不幸になるのではない。事実をどう解釈するかということによって不幸にも幸福にもなる」
    とはまさにその通りと納得。

    世の中自分の境遇に不満を言う人は多いけど、不満を言う人は事実の解釈を他人に転化させている。

    耳の聞こえない人がいて、その人は自分の境遇を嘆くこともできるし、それをバネに自分しかできないことをすることもできる。

  • 行動することの大切さを心理学的側面からも捉えていて、興味深かった。
    第2章では負のスパイラルに陥る人の解説が書かれてあり、教育者の人には参考
    になるのではないかと思う。自分が、自信をなくしたとき、虚脱感から抜け出せ
    なくなった時にも読み返してみることで、そこから抜け出すヒントを得られると
    思うので覚えておきたい本。


    意味は理解から生まれる。行動することでそのものを理解できるようになり、そ
    うして初めて意味が生まれる。楽しいと思うからやるのではなく、やっていくう
    ちに理解できるようになり、理解できるようになるから面白くなってくる。

    不当な申し出にNOと言えない人は、NOということに罪悪感を覚えるからである
    が、偽りの罪に敏感であっても本当の罪に鈍感である。

    この2点は意識していなければ自分も陥りやすなぁと感じた部分です。

    やっぱり、「まず行動する」これに尽きるようです。

  •  まずはやってみてから、そのした事に関して興味が出てくる。最初からこれがやりたい!という事があって行動するのが望ましいと思われがちだが、それを覆す主張だと思う。
     いろいろな事に気付き、注目を向けることをしたい。つまらない、くだらないと思う事は自分が社会とのつながりをたっているだけなのだから。

  • 古い本だけど、内容は改めて考えさせられたり元気にしてくれる内容

  • <印象に残った点>
    ・他人を責めず、自分も責めずに、ただそれを克服することだけを考えろ
    ・人間は真実によって不服になるのではない。事実をどう解釈するかにより、幸福になったり、不幸になったりする。

  • 丁度自分の心理に一致していたので、よいきっかけになった。

著者プロフィール

1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科を修了。元ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。現在、早稲田大学名誉教授。
主な著書に、『自分の心に気づく言葉』『心を安定させる言葉』(以上、PHPエディターズ・グループ)、『心の休ませ方』『自分のうけいれ方』『不安のしずめ方』『自分に気づく心理学』『やさしい人』『絶望から抜け出す心理学』(以上、PHP研究所)、『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか』(三笠書房)、『心と体をすり減らさないためのストレス・マネジメント』(大和書房)などがある。

「2023年 『ブレない心のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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