バカになるほど、本を読め!

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569823423

感想・レビュー・書評

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  • 【読書・勉強】バカになるほど本を読め /神田昌典/ 20150615(64/348)<186/14282>
    ◆きっかけ
    日経広告、タイトルに惹かれて

    ◆感想
    ・読んでおしまいではなく、読後のアクションが大切。その為のしくみ=大勢で読む、ことが大切。さっそくやらないと。

    ◆引用
    ・今の時代に必要なのは知的創造型読書。CF)旧来型読書:本に書いてあることをしっかりと頭に入れ、それを必要なときに正しく迅速に引き出せるようにする。=>コンピューターにとってかわられた。
    ・インフォメーション(外から情報を受け入れて自分の中に認識を形作る)からエクスフォーメーション(自分の内にある認識を外へ形作る)。
    ・そのために、①情報の編集(正しい・間違った情報を見分け、編集した上で、発信すること。キュレーション(目利き)、②知識の創造(正しい情報をもとに、行動しながら思索を重ね、イノベーティブなアイディアや知識を創造すること)
    ・知識創造型の読書:①目的志向型の読書、②大勢の人とともに読む、③即、行動に結び付ける。
    ・何か得られるだろう、という能動的姿勢では、何も得られない。目的を明確にして、必要な情報を取りに行く、ことが必要。
    ・読書の準備:この本を読んだ結果、最終的にどのようになることを期待しているのか?必要な情報を得るために、今費やすことのできる時間はどのくらいか?
    ・「流れとかたち」
    ・美しいものに触れて、美的感性を磨いておくこと。
    ・山下洋輔のエッセイ
    ・この人の表現はいい、とおもったら、その人の本をまとめて読む
    ・パラレルキャリアを読書会で持つ
    ・共通言語の不在、ギャップを埋める ために、読書会は効果的。
    ・エンパシー=共感能力、ファシリテーターにとって重要。
    ・親子で100倍元気になる、イクメン&子供のための読書会
    ・新しいプロジェクトをはじめるとき、成功のカギはコアになる数人をメンバーに集められるか否か。
    ・self transforming mind=自己変容型のマネージャー。成功体験を持っていながら、それに縛られず柔軟な発想ができる。何か問題が生じても、その場しのぎではなく、根本から問題を問い直す。
    ・ノブレス・オブリージュ=知識創造型読書によって知恵を得たら、それを社会の変革に用いる責任がある。
    ・read4action

  • 目的意識を明確にする。
    大勢の人と共に読む。
    即、行動に結びつける。

    当たり前だがこの3つが必要。

    目的意識を持つことについては色々なことに応用出来る。と言うかもう応用出来ていていい感じ。
    大勢の人と共に読むのはやってみたい感はある。
    行動に結びつけるてのは意識しようと思った。

    神田さんが言うように、必要なところが1ページでもあればいいと言うのが体感できる本でした。

  • マーケティングだけでなく、本当に幅の広い著者。

    バカになるほどとは、既成概念にとらわれない、保守的でなく果敢に挑戦できて何かを成し遂げてしまう、スティブジョブズのような人間になること。
    ・本は最先端の思想やアイデアをくれる。結局は本を読む人と読まない人は差が出る。
    ・知識の創造価値の創造ができる読書を
     そして自分なりに付加価値をつくる
    ・目的をもった読書を
    ・1ページでも実生活の役に立てばいい
     全部読まなくてもいい
    ・エクスフォーメンションをしてみる
    ・リードフォーアクション
    ファシリテーターという進行役と大勢で本を読む
    ・即行動

  • 行動するための読書を推奨する神田昌典さん。
    理にかなった読書法、フォトリーディングの紹介から始まり、改めて読書する目的の確認ができた。
    たとえ1ページしか読めなくても、自分ならではの意見を持てたり、知識を創造できたりすればそれで良い。
    極端ではあるが、これぞ読書の真髄だと納得する。
    機会があれば読書会なるものに参加してみたいと思った。

  • 読書を早く読む方法に関する本は世の中にあまたありますが、読書をいかに活用させるかという本について、最近になって私の目に留まるようになってきました。きっと以前から存在していたと思いますが、私のアンテナにひっかるようになったのが最近だと思います。

    この本は私が追いかけている神田氏の、現時点では2番目に新しい本だと思いますが、読書した時間をいかに将来に有効にいかすべきか、について解説してくれています。

    年代によって読書のスタイル、読む本についても変えるべきだということを具体的な本とともに紹介しています。具体的な本のタイトルは、本の中で紹介されているサイトにいけば55冊分のタイトルが見れます。おそらく、神田氏がフォトリーディング等で読んで「これは」と思った本が並んでいるので、そのリストを得ることができるだけでも、この本を読んだ価値はあります。

    私がこの本を読んでピンときたのは、読書を一人で読んで終わりにするのではなく、読書会に参加してみて自分の感じた点と他の人のものを比較してみる、さらには自分で読書会を主催していくことで、自分のコミュニティを作るための一歩を踏み出す等、今後激動の時代を迎えるにあたっての具体的なアクション事項が書かれていたことです。

    神田氏が本の中で書かれているように、この本を読んで具体的にアクションにまで起こす人は「1%」だと思います。彼はこの10年間は、1%の予備軍である、おそらく「20%」程度の人に訴えているのではないでしょうか。私もずっと気にはなりながら予備軍から抜け出せない状態です。3年前から、やっと年間目標を「紙に書く」ことを始めました、次は自分のコミュニティを作るために、発信する・何等かを仕掛ける等、私の周波数を変えていく必要があると思いました。

    神田氏が今取り組まれている「100%MAD」、凄い取り組みですね、一人から1ドル以下の募金、10億人から合計1000億円集める、今の環境なら、そして神田さんが発信するのであればできると感じました。私も、彼の手本を見ながら少しでも近づきたいと思いました、同じ年の人間として。

    以下は気になったポイントです。

    ・私の言う「バカ」とは、周囲の人からは「あいつって本当にバカなんじゃないか」と思われるような、既成概念にとらわれない発想ができる人。また、誰もやったことがないことを果敢に行動に移せる人が、何かを成し遂げる「バカ」である(p4)

    ・なぜ本がブームの火付け役になるのかといえば、テレビ、雑誌などのメディアの人達が「ネタ元」として本を活用しているから(p11)

    ・テレビの役割はあくまでムーブメントを広げることであり、新たなものを生み出す力は無い(p12)

    ・意識の高いビジネスマンが本を読み続ける理由は、最先端の知識を得るためだけでなく、淘汰されずに生き残ってきた、人類の知恵に触れられること(p16)

    ・世界と比べてみても、これまでにビジネス書や自己啓発書が売れる国はほかに見当たらない、この理由は人口減少等により、企業間の競争が激しくなったことがある(p19)

    ・知識を受け売りするだけの記憶型の人は価値がない、求められるのは、知識の創造・価値の創造である(p24)

    ・知識の創造には、情報の編集と、第二段階の、知識(価値)の創造がある(p26)

    ・知識創造型の読書をするには、1)目的志向型、2)大勢の人と共に、3)即、行動に結び付ける、が必要(p39)

    ・目的を明確にして読書をすると、その効果が実感できる。1つには、必要な情報が目に飛び込んでくる、2)読まなくていい箇所がわかるので、一冊を読む時間が短くなる(p43)

    ・一冊のうちで内容を把握するうえで重要な文章は、4-11%である。だからその部分を見つけて読めば、必要な情報は把握できる(p60)

    ・会社で働く場合、設定すべき目的は年代ごとに変わってくる、つまり、人生は約七年周期でその役割を変えていく(p63)

    ・28歳までは、会社の業務を正確にこなすスキルを身につける、35歳までは、どのような役割を果たせば貢献できるかを考える、42歳までは、破壊者(いったん今までの役割を破壊する)、そのためには歴史本が大事(p66)

    ・知識創造のベースをつくるのに大切なのは、世の中の本質とは何かを学ぶ、本としては「流れとかたち」、さらに必要なのは、美しいものに触れて美的感性、を磨いておく(p68、75)

    ・表現力をつけるのなら、「この人の表現はいい」と感じた作家を見つけたら、その人の本をまとめて読むこと(p89)

    ・ただ人が集まるだけでは効果は薄い、そこに目的が無いから、読書会は「本」を触媒にすることで参加者の脳を刺激する、そして新たな「知」を生み出すことを可能にする(p94)

    ・オンラインだけの働きかけだけでは、自分を変える行動にはつながりにくい、本当の自分の行動を変えるのは、リアルな交流である(p125)

    ・読書会のメリットの1つ目は、知識創造がしやすくなる、さらに、自分のコミュニティがつくれること(p129)

    ・リーダーになるためのステップとして、1)イン・フォーメーション、2)インター・フォーメーション、3)エクス・フォーメーション、4)トランス・フォーメーション、である(p139)

    ・新しいプロジェクトを始めるとき、成功を決めるカギの一つは、コアになる数人のメンバーを集められるか(p170)

    平成27年4月26日作成

  • 久し振りの神田さん本

    今日のなるほど
    今求められているのは知識の創造、価値の創造

    三原則
    目的志向型の読書をする
    目利きができるようになる、短時間で読めるようになる
    大勢の人と共に読む
    即、行動に結びつける

  • 集中して読書し、即行動に移すとか、読書会を主催するのを薦める本。なかなかわかりやすい。
    いくつか大まかな内容をメモ
    フォトリーデイングで数をこなす。読み飛ばして役立つところだけ読むのもよし。復習のため飛ばし読みでトリガーワードを探す。寝る、ねかす。飛ばし読みでもその本を語っていい。洋書読めば英語力。
    街に本を持って出る=読書会。ファシリテーターを務める。リードフォーアクションはファシリテーターに導かれてその場で読む。読み込んでおく必要なし。社内ネットワークにもなる。
    行動に移す。日本が草の根リーダー向き。

    55冊のリストとリードフォーアクションのホームページは個人メモに

  • 書を持ち町へ出よう!!

  • とにかく本を読めばいい、と言うありがちな内容ではない。その本を読む目的をはっきりさせることで、読書効果を高めることができる。読書を人と行い、語り合うことでさらに読書効果を高めることができる。
    洋書よもーっと。

  • 基本的に、ある程度「読書」をする習慣がある人に向けた内容の印象。読書人の人に言える事かと思いますが、読んでどのように活かすか。そこが考え所ではないでしょうか。

    本作では、そのような活用方法の提案もあります。インプット、アウトプットの重要性、その後の活かし方。

    これから、読書をする人としない人の差が大きくなる事は必須。それ故、そんな読書の仕方を振り返るに良い一冊。

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著者プロフィール

経営・マーケティングコンサルタント、作家/アルマ・クリエイション株式会社代表取締役/NPO法人学修デザイナー協会・理事
上智大学外国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済局に勤務。その後、米国家電メーカー日本代表を経て経営コンサルタントとして独立。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本のトップマーケター」に選出。2012年、大手ネット書店の年間ビジネス書売上ランキング第1位。18年、マーケティング分野で歴史的権威があるDMA国際ECHO賞の国際審査員に抜擢。2019年・2020年、「社長の成績表」(古田土会計主催)にて、2,400社超中、2年連続No.1に。ビジネス分野のみならず、教育界でも精力的な活動を行っている。

「2022年 『未来実現マーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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