- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575153668
作品紹介・あらすじ
スカウティングとは野球の才能という一点において、人が人を見極める行為である。獲得した選手が活躍するかどうかは誰にもわからない。「見る目がある」とはいったい何なのか。そして、何を信じて最後の決断を下すのか。古田敦也、石井一久ら幾多の一流選手を発掘した著者が、スカウトの表と裏をすべて語り尽くす。
感想・レビュー・書評
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長年スカウトをしてきた著者の言葉だからこそ重みがあった。「人が人を判断することは難しい。野球をするという一点だけの才能を見極めることさえも。」
性格、球団事情、時の首脳陣の考えなどなど・・・ 本人の気質だけでは解決しない環境やタイミングが大切なんだと改めて感じる。子育てにも通じるなぁ、ってまた考えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元ヤクルトのプロ野球スカウトの片岡宏雄が語るスカウトについての一冊。
スカウトという独自の視点から未知の選手の発掘やドラフト、そして選手育成まで多岐にわたり的確な視点で語っており、単なる裏話や暴露ネタに留まってなくて面白かった。 -
H28.1 選手は能力に加えて監督、コーチとの相性が成功するには大事。会社の人事にも参考になります
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男なら勝負しろ。
己を信じてとことん突き進め!! -
タイトルは自虐というより皮肉。
というか野村の批判本です。
無名選手を上位で指名する意味は? -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:783.7//Ka83
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自分で見つけた選手の成長を現場に委ねなければならないのが難しいところだ。企業の採用も似ているかも。
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元プロ野球スカウトによるNPBにおけるスカウトの実情
ドラフト制度を職業選択の自由を盾に否定し、自由競争を持ち込んだ流れ。
その後、アマチュア野球界が利権の巣窟に成り下がってしまった…
スカウトの仕事も才能を探すことからいかに金を流すかに変化
また野村監督との関係から、現場の指揮者は勝つためにFAなどで安易に戦力を揃える、その結果育つべき実力を持った若手が働き場をなくし消えて行くことを嘆いてある。
長期的視野にたった戦力育成の必要性、またその視点に立てる指導者のあり方。
NPBに本物のスターがいなくなった理由が見えてくる。