牛乳アンタッチャブル

著者 : 戸梶圭太

• 双葉社 (2002年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kanamellさんの感想 · 2012年7月22日]

大まかな話の内容はおもしろかった。でも、下品なシーンが多すぎてちょこちょこ飛ばすシーンもあった。

[minekoさんの感想 · 2012年5月16日]

この方の小説にしては、何だか爽やか
（何冊かしか知りませんが）

気持ち悪い感じの話を期待していたのですが、
結構楽しめました。

酷い人がいっぱい
でもこういうの、多いんだろうな

[panda_lawさんの感想 · 2011年12月28日]

食品業界に従事する者として必読の一冊。数年前に世間を騒がせた「牛乳」の事件の真相。
雲印乳業の社員たちそれぞれの視点から語られる真実。
食品を扱う者としての責任。考え方。取り組む姿勢。性癖。虚構。

正義とはなにか！

[リトルさんの感想 · 2011年6月19日]

戸梶作品にも挑戦してみようと手に取りました。

究極の娯楽小説って感じで気軽にスラスラと読めました。が、後半はちょっとワクワク感が薄れていったのが悔やまれます。

個人的には米倉さんがいいですね！

[akahiraさんの感想 · 2011年4月27日]

バカバカしくてスピード感があって、一気に読ませる。でも中身がなんもなし。漫画読んでる感覚かな。

[DIVEさんの感想 · 2011年3月30日]

大手乳業会社の製品から大規模な食中毒が発生。事実を隠蔽しようと画策する商品並みに腐った経営陣に対し、会社再建を目指す人事役員・柴田の密命を受けた部下、宮部が個性的なメンバーを集めクビキリ・チームを編成。
会社のトップたちに挑んでいく。

2000年に発生した雪印乳業の戦後最大と言われる食中毒事件をベースに、というかパロディー化した作品。
「私は寝てないんです」発言もそのまま登場する。
会社名も雪印ならぬ雲印だったりする。

平凡な社員、宮部が信頼する上司の命を受け、内部調査のために集めたのは
一癖も二癖もある雲印社員たち。
冷酷潔癖な男もいれば、父親が警察官の女性、クビにされた元社員などなど約７名。

メンバーも揃い、個々の個性を生かした悪党退治が始まるかと思いきや、割りと自滅していく経営陣たち。クビキリ・チームも大活躍せず。
どこらへんがアンタッチャブルなのか、よくわからなかった。

必要以上に実際の事件を模しているためか、裏側で起きるドラマ、内部調査からの告発による事実判明というより、崩れていく様を傍観している気分。
チームメンバーも目立った行動がなく、何故に選ばれたのか感が。

イヤと言うほど出て来るおぞましい行動、考え方の登場人物たちは作者の“事件”におけるイメージや偏見なのか、悪ふざけが過ぎるといった印象を受けざるを得なかった。グロいほどの人間描写で好みが分れるところ。

殺し屋が登場する辺りから戸梶作品らしくなるが、全編この突き抜け具合で良かったのにと思う。


戸梶圭太　その他の著書

・溺れる魚
・ご近所探偵TOMOE
・判決の誤差

などなど

[dadadanさんの感想 · 2010年9月26日]

雲印乳業（！）が腐った牛乳を出荷して、その対応に追われる社員達の話。スカッ・・・とまではいかないが、悪を滅ぼす話。随所に戸梶節が鳴る。

[seihinさんの感想 · 2010年1月1日]

雲印乳業で起きた食中毒事件の話。
「雲」は誤植とか打ち間違いじゃないですよ。

この方の作品はどれも血が流れてるんですが、
めったな事では病院に行きませんね。

今回も重症患者をわざわざ病院から引っ張り出してます。

お体お大事に・・・

………

「私は寝てないんですよ！」
「こっちだって寝てませんよ！」

………

[知らない人さんの感想 · 2009年6月20日]

初めて読んだやつ…だと思う。小６小５ぐらい。
学校で読んでて挿絵のおっぱいに見られてないかMAXドキドキしてた。
今はもうリアルなゾウさんが載ってても堂々と読みます。

[町田マチルダさんの感想 · 2009年4月24日]

おもしろすぎる!

著者プロフィール

1968年東京生まれ。学習院大学文学部卒。98年『闇の楽園』で第3回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。作家活動と並行して『Ｊの利用法』ほか自主製作映画４本を監督。イラスト、写真、クレイアートにも才能を発揮する。

「2013年 『劣化刑事』 で使われていた紹介文から引用しています。」