- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575234305
感想・レビュー・書評
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作者の牛乳を飲む仕草(その写真が353頁に載っています)が、ひょっとして大傑作では、と予感させて購入したけれど、どうしてでしょうか、長らく積読でした。
そのうち行方不明で、最近ピアノの奥から発見して、手に取りました。
うう~ん、どうも文章が私には取っ付きにくいのです。まるで小学生の作文のようで、あまりにもの読み応えのなさに驚きました。
ひょっとして、壮大な構想の元に意図した仕掛けかも?
と思ったのですが、残念ながら、最後まで何もありませんでした。
ええっと、こういう方には、映像表現の分野に転向されることをお勧めします。
期待していただけに、とても残念です。
あっ、そうか、夢に出てきて思い出しました。
彼の『溺れる魚』を、2001年提幸彦監督が撮った、宍戸錠や仲間由紀恵が出演した映画を見て、とても気に入ったことがあったのでした。
映像自体が、相当のハチャメチャ・ドタバタだったので、原作もおそらく、と予想した記憶が蘇りました。作品は違っても、一貫した作風だということですね。
がっかりするのには、少し早急すぎたかも知れません。ただ再読した今、このスタイルが成功しているとはどうしても思えませんけれど。
まだまだ、あと2、3冊はお付き合いしてみましょうか、という気にはなっています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
食中毒「寝てんじゃねえよ。経営陣」抱腹絶叫のサラリーマンバトル!
戸梶圭太がブッ放す怒涛のエスカレーションノベル!牛乳会社を突然襲
った、大地震! 無能な経営陣を倒すため、社員たちは、決起する -
題名がステキすぎるw
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これ読むと牛乳飲めなくなる。
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雪印乳業の事件を徹底的に茶化して、皮肉った内容だが、かなりよく出来た作品『七人の侍』的なプロットを会社の重役達をクビにするグループに置き換え、読みごたえもたっぷり、笑えて、興奮して、スカッとする事必至の作品で、サラリーマンは必読!
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某大手乳牛メーカーの事件をモチーフにした作品。
テンポよく読める作家さん。 -
雪印乳業の食中毒事件をモチーフにした、スラップスティックアドベンチャーフィクション。初期の筒井康隆を髣髴とさせる下の下な俗物が跋扈するが、筒井と違って、追い詰められるのは、その俗物ども。そのプロセスが痛快無比なのだ。
そして、企業に巣食う寄生虫どもを追い詰めていくのは、「良識的」であるが故に問題児であるサラリーマン達だ。だからといって、小難しい企業小説とは断じて違う。サラリーマン「エリオット・ネス」の一味は、青姦が趣味な「だけ」の小市民をリーダーに、人生が壊れたやさぐれ元・人事課員、冷血漢の伊達男、捜査一課の叩き上げ刑事の一人娘、多汗症のキモデブなどなど、「良識的」ではあっても、ちょっと壊れた曲者揃いなのだ。
これらアリエネー奴等が、どこの会社にもいる「あのバカ」「あのブタ」「あの原人」「あのババァ」「あのXXXX」(貴方の勤め先にいるアレの「客観的事実」を入れてみよう)を、奈落の底に突き落とす!
廃業へまっしぐらの企業不祥事に立ち向かう、危機管理テーマの社会派小説ではないので、ゆめゆめお間違えなきよう(w。 -
雲印牛乳の品質管理の問題で大量の
食中毒が発生。罪を擦り付け合う重役と必殺リストラチームの戦い -
913.6/To
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某雪○乳業の社員は全員読んだとか…。そんな牛乳事件の話。この人の本も一気に読めます。