- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575238587
感想・レビュー・書評
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実際にこんな事件があったのは知ってるけど、文章として読むと本当にしんどいわ。
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実際に起きた事件をベースに執筆された作品。普通に生活していた人間も後天的にサイコパスへ転化しうる。現代社会をある種風刺した小説だと思う。
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やっぱり小説は事実には勝てないな〜。
現実と違う味付けした部分が面白くなくて
がっかり。
聖子、死体解体見ても平気とかかなりヤバイ人…
かなり今更感あるテーマ。 -
とても面白いミステリー小説だった。
終わり方が少し強引な感じもあったが、最後まで続きが気になって一気に読めた。
読み終わってから、北九州監禁殺人事件という実話に基づいた話だと知った。 -
これぞ、誉田作品!的な、緻密なグロ描写。丁寧な仕事をされています。積極的に読みたい訳でも無いのに、食欲も薄れるのに、なぜか読みたくなるというか、、、目を塞いでいるのに指の間から覗きたくなるような、奇妙な好奇心に衝き動かされ、1日で読破してしまいました。緩急が凄すぎて、引き込まれる力がスゴい。農業研修に放り込まれる女子の話は有川浩作品みたいで素敵だったし、作風の振り幅がスケール大きくて、もう、本当に、誉田哲也作品が好き。
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連続殺人者の完璧なマインドコントロール。にげだせるでしょ!と何度も思いました。我が子が同じ目に遭ったら私、殺人犯になると思います。何としても助けます。
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えげつない話の連続で、辟易しながらも、引き込まれるように読みふけってしまった。
最後に頭で出来上がってしまったイメージを覆すのに苦労した -
この先、立ち入るべからず!
もし、入ってしまったら……。
君の記憶は全て書き換えられてしまうだろう。
もはや君は君ではない。
それでも好奇心に駆られて進むかい?
本書は北九州で起きた連続暴行殺人事件から着想を得たと考えられる(参考文献より)。
そして似たような事件として、尼崎での事件もある。
本書はあくまで小説であり、いわば、ウソ。
しかしながら、家族を監禁し、虐待し、殺害し、遺棄していた人々は実際にいた。
それを考えると気持ちが悪くなる。
世の中には確かに、人を痛めつけ喜ぶ人間が存在する。
他人の痛みや苦しみをそもそも理解できない者が。
だが、「普通」の人間であったとしても、ひょんな事からそこに引きずり込まれ、心を閉ざし、命令のままに、自己を守るために、自らケモノと化すことだってある。
暴力とはそういうものだ。
人をいとも簡単に破壊する。
あるいはそのための機械へと変貌させる。
だから暴力は許されないのだ。
どんなに言葉で正当性を訴えたとしても。
それをわかっていてもなお、人々が暴力へと走ってしまうのはなぜだろう?
悪魔が人間の中に仕込んだ爆弾なのか?
それとも神が?
いや、そういった人外のもののせいではない。
それは……。
私たちはその答えを知りながら見ざる聞かざる言わざるを貫く。
そこにこそ、理由がある。 -
お昼ゴハン食べながらのこの本はキツかった…
こういう類のやつ今まで読んでたつもりだったけど、1番キツイ。