ジャッジメント

著者 :
  • 双葉社
3.44
  • (46)
  • (149)
  • (176)
  • (39)
  • (8)
本棚登録 : 1075
感想 : 170
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575239706

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 我知道復讐比賽。我想谁想只一次。没有现实一点。復讐法,那里在爱?

  • 人が人を裁くことの難しさ。

  • 誰かの悪意が何かを壊し、壊された者はその怒りを他の誰かに向ける。この世界は皆どこかで繋がっているのかもしれない。ひとつのジャッジが遠くの誰かに及ぼす影響。計り知れない影響。世の中を危ういバランスで動かしているのは、そんな冷静で弱々しいジャッジの積み重ね。そんな気がした。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    大切な人を殺された者は言う。「復讐してやりたい」と。凶悪な事件が起きると人は言う。「同じ目にあわせてやりたい」と。犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。目には目を歯には歯を―。この法律は果たして被害者とその家族を救えるのだろうか!?第33回小説推理新人賞受賞。大型新人が世に問う、衝撃のデビュー作!!

    もしも自分の家族が残忍な殺され方をしたらどうするか。それはいつの時代も変わらず大きなテーマです。昔は仇討や復讐はそれほど特殊ではなかったと思いますが、今のこの法治国家時代ではそんなことしたら殺人者として裁かれて、親類縁者に迄迷惑掛ける事を考えると、とてもじゃないけれど出来ないというのが実情でしょう。事件があるそのたびに何故被害者がやり返してはいけないのかという怒りが沸くのを感じます。
    この本はそんな復讐を国家が法として認める本です。かなり荒唐無稽だし、復讐者を実名報道したり、復讐者の安全が蔑ろだったりするので、実際にこんな法律が有ったとしてももうちょっとがっちりしたものになるのではないかと思います。無いですけどね。
    皆復讐を選ぶか既存の法で裁いてもらうか悩みます。そりゃそうですよ自分が人を殺さなければならないんですから。でももし自分の家族が殺されて自分にその権利が有るなら必ず復讐すると思います。
    ちなみに本としてはぼちぼちです。

  • 復讐法、身内が犠牲になったら考えるのだろうか。。
    でもその後生きていけるか自信がない。
    やっぱり復讐は復讐を呼ぶ負の連鎖が続くんだろうな。

  • 気になってた作品だった。
    復讐を合法的に認める世の中になると、この本の世界のようになるのか…
    大切な人を無慈悲になくしたことがない私には、想像できない部分もあった。
    心情的には復讐を果たしたいと思うのだろうが、自分の手で、本当に復讐できるものなのだろうか…

  • 『復讐法』は犯罪者から受けた被害内容と同じ事を合法的に刑罰として執行できる法律をしかし、自らの手で行う!
    その時は憎しみを抱いたとしても、その後どうなるのだろう…複雑

  • 現実離れし過ぎ

  • 2017/11/6

    913.6||コバ (3階日本の小説類)

    新たに“復讐法”が制定された世の中。“復讐法”それは犯罪者と同じ被害内容で合法的に刑罰として執行することが許される法律。
    ただし、自らの手で。
    復讐法を選び執行人となった被害者遺族、それを見守る応報監察官、それぞれの心情が描かれた作品。
    短編ながら読み応えあります。

  • 2017.10.09
    奥が深い。人は人のことなんて簡単にはわからない。知ってるつもりが実は、が多いことを最近強く感じている。この本もそうだ。結構、自分で感じたり、本人の軽い言葉だけで判断してしまうことがいかに多いか!人の感情なんて深い、深〜いものなのだと教えてくれる。入り込もうとしない限り、知ることは出来ない!

全170件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1976年長野県生まれ。11年「ジャッジメント」で第33回小説推理新人賞を受賞。2016年、同作で単行本デビュー。他の著書に『罪人が祈るとき』『救いの森』がある。

「2020年 『イノセンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林由香の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×