- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575239706
感想・レビュー・書評
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大事な人を殺されたら、自分は復讐法を選択するだろうか。
考えさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大切な人を殺された人は犯人に同じことをして罰することが出来るという「復讐法」が制定された、と仮定した話。ひとつの大きな設定と流れのなかで短編形式になっている。
息子を不良による集団暴行で殺された父親、反抗ばかりして何を考えているのかわからない孫娘が祖母を殺害し復讐法を利用すると決めた母親、精神異常者に無差別的に殺害された人たちの家族と婚約者、妄信的な信者を持つ占い師に10歳の息子を殺された母親、虐待の末に餓死した妹のために復讐法を利用する少年。
「あんなに酷いことをする犯人は同じめにあってその苦しみを知るべきだ」と今までずーっと思ってきたけど、それを自分の手で…と思うと戸惑いと恐怖を感じる。凄く重くて考えさせられる本。 -
高校生の時の文化祭の演劇として先輩がこの作品をしていた。とても考えさせられる内容で、また本で読みたいと思い数年後経った今、読んでみた。「復讐法」。もし私が復讐法を行なうどうかを考えると中々答えが見つけ出せない。本当に色々考えさせられる作品だった。
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スラスラ読める内容でしたが1つ1つの話しが
とても重く色々と考えさせられる小説でした。
復讐法なんて世の中に無い方がいいとは思うけど
いざ自分の大切な人が殺された時は
思ってしまうと思う「犯人を殺してやりたい」って
復讐法を選んだ人達の葛藤も読んでて辛かった
特に第3章のこのセリフ
「誰かの悪意が何かを壊し、
壊された者はその怒りを他の誰かに向ける」
ってセリフが自分の中では1番刺さった、、、
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⭐️2.5〜3の間くらい。興味深いと思って読みました。語り手は1人で話が進んでいくことに意外性がありました。そうならないで欲しかったと思ったことも起こってしまいました。本当にありそうな、というよりは私でもすぐに思いつく不完全さがいくつかあったけれど、その方が良かったのかもしれません。
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犯罪被害に復讐が必要という復讐法の設定と話の内容に何が正しいのか考えさせられるものがあった。
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大型新人登場!という触れ込みだったはずだが、いまいちだった。
各章で、”こんなケースです”というように展開されているが、深まっていかなかった印象。 -
2019/3/5
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面白そうな設定なのに作り込みが雑すぎて入り込めませんでした