追想の探偵

著者 :
  • 双葉社
3.36
  • (7)
  • (36)
  • (46)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 253
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575240306

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 特撮モノに特に興味は無いんですが…
    楽しく読めました。

  • 特撮の業界には全く詳しくないけれど、主人公の女性編集者同様、相当なマニアであろう作者の描く世界にまんまと引きずり込まれ、よく分からない業界ごとでありながらもそれなりに楽しみながら読むことが出来た。まぁ、特撮じゃなくても、昔見たドラマや映画の俳優さんで、あの人は今?的な登場されるとやっぱり懐かしくて興奮しちゃうもんね。
    6話の短編の中で、結局、最初の話が一番面白くて良かったかな。最後の話も人探しとして面白かったけど、オチはすぐ分かったし。捜し出さない方が良かったかも、、、な展開もあり得るかもしれないけど、一方で作品を愛するファンも存在するわけで、人探しの神部の異名らしく、実花にはこれからも頑張っていただきたい。

  • 良かった!

     これまでとは全く違う作品なんだけど、ストーリーは、どのお話もとても素晴らしい。無駄な表現は一切なく、しかも味がとても濃い。

     幻の31話も良かったし、外人女性の微妙な友情も良かった。ラストは最初からオチが読めちゃったけど、どの短編もすばらしい連作集だった。満足だ。

  • 人捜しの神部さん
    いいですね(*^^*)

    夢もロマンも有有です。

    探す方は大変でしょうけど、探せちゃうからつい次も!
    って思っちゃうのかなぁ

    人と人って今も昔も結局繋がってるんだな~
    なんて。

  • 新聞の広告で知った本。前の自衛隊の話とは全然違った。ので、ちょっと期待外れ。面白くないわけじゃないけど。いわゆるお仕事小説。特撮の雑誌編集者のお話。連作短編集。自分の好きなことを仕事にするってこういうことか、と思う。私にはできないけど。『封印作品の秘密』が一番印象深いかな。やっぱ子どもに弱いように人間はできているのだ。特撮ものが好きな人ならもっと楽しく読めるんだろうな。しかしレビューの少ないこと。私も最近読んでないけど、皆もっと本読もうぜって感じ。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    消息不明の大物映画人を捜し出し、不可能と思われたインタビューを成功させる―“人捜しの神部”の異名を取る女性編集者・神部実花は、上司からの無理難題、読者からの要望に振り回されつつ、持てるノウハウを駆使して今日も奔走する。だが自らの過去を捨てた人々には、多くの謎と事情が隠されていた。次号の雑誌記事を書くために失われた過去を追う実花の取材は、人々の追憶を探る旅でもあった…。

  • 特撮雑誌の編集者が過去の映画関係者を探し出す、という変わった探偵モノ。

  • 特撮雑誌編集者の人探しストーリー。片寄った世界の中から探すのはもしかしたら見つけやすいのかも? 2017.5.31

著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

月村了衛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×