- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575509472
感想・レビュー・書評
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本屋にてたまたま手にとって買った本。
短編集で4つのお話が入っているがどれもなかなか面白い。
テレビでやっていて思い出した。
「兄貴の純情」の兄貴がだいぶお調子者。
話の内容的には全然違うのだが、植物に関するお話でまとまっているように思う。
色々な恋愛が全面にでている作品。
ドロドロもしているが、全体的に甘酸っぱい感じ。 -
短編集。
川べりでひょいっと逆立ちするお姉さん。気になるのは、行動が変だから?それとも・・・。という感じでスルリと話に入り込める表題作「18の夏」。ちょっと青臭い感じがするけど、それもまたいいかな。
4つある作品のうち「ささやかな奇跡」が良かった。父と息子が亡き妻の地元大阪に引っ越してきて、息子はすぐその地になじんだが、父はなかなか。そこへ物静かな書店員と知り合って・・・。ベタといえば、ベタなんだけど、たまにはいいな。こういうささやかな幸せが好きだ。
そういえば、4つの作品にはさりげなく花が出てきた。短編だが、ちょっと一息と言った感じの演出かな。
女性作家らしい、やわらかい作品。 -
いずれの作品も植物が絡められた独特の美しさ、はかなさ、せつなさのある短編集。中でも「十八の夏」が出色。巧みに張られた伏線が見事。
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花をモチーフにした連作ミステリー。「十八の夏」は哀しい恋のミステリー。「ささやかな奇跡」はミステリーぽさはなく、大切な人を失う悲しみと新たな出会いが爽やかに描かれている。「兄貴の純情」は芝居好きの兄貴の話。これもミステリーぽくなく兄も弟もそれぞれの立場で頑張れと言いたい。「イノセント・デイズ」は殺人ばかりで気分がわるくなる。塾の先生一家の誠実さで救われる。
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さわやかに心温まる短編集だった。個人的には『ささやかな奇跡』が好き(・∀・)『イノセント・デイズ』はシリアスの中にも温かいものがあるなぁと思います。
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「恋しくて恋しくて、その分憎くて憎くて、誰かを殺さなければとてもこの気持ち、収まらないと思った」—切なすぎる結末が、最高の感動をよぶ物語。第55 回日本推理作家協会賞を受賞し、「2003年版このミステリーがすごい!第6位」にもランクインをした珠玉の連作ミステリー、待望の文庫化。
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配置場所:摂枚文庫本
請求記号:913.6||M
資料ID:95050422
タイトルにも内容紹介にもまったく植物の気配はありませんが、花をモチーフにした連作です。何の花かは読んでみてのお楽しみ。 -
短編集。どれも良い話でした。表題作はもとより、「ささやかな奇跡」が特にお気に入り。子供って純粋なんですね。優しい気持ちになれます。
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最後の短編がいい!