人間動物園 (双葉文庫 れ 1-5)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575510447

感想・レビュー・書評

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  • 2011、2月読了

    この作家さんで少し前に誘拐を扱った『造花の蜜』を読んでいます。

    今作は造花の~のさらに前の創作で同じ誘拐を扱ってます、サスペンスとして徐々に緊張感が満ちてくる描写は迫力があり一気に読ませてくれます。

    ただミステリとしての基本的な構図は造花~に似てたかも?やはり創作順に読んだほうが楽しめた気がする。

  • アイディア、トリックはいい。まわりくどい文体があまり好みじゃなかった。

  • このミステリーはすごい!!なのかなあ?

  • 連城マジック炸裂。

  • 記録的な大雪にあらゆる都市機能が麻痺するなか、汚職疑惑の渦中にある大物政治家の孫娘が誘拐された。被害者宅の至る所に仕掛けられた盗聴器に、一歩も身動きのとれない警察。追いつめられていく母親。そして前日から流される動物たちの血・・・。二転、三転の誘拐劇の果てにあるものとは!?連城マジック炸裂の驚愕ミステリー。「このミステリーがすごい!」2003年版・第7位。待望の文庫化!!。

  • 誘拐を取り扱う作品によくみられるような、
    緊張感溢れるスピーディーな展開は、この作品ではあまりない。
    そのかわり、登場人物それぞれのの心情が細かく綴られる。
    そのため物語は遅々として進まないようにみえる。
    その事に若干苛立ちながら読み進めると意外な展開が
    待ち受けていて驚かされる。そこは面白かった。

    ただやっぱり心情の記述中心で物語が進行するのが
    影響しているのか、事実関係がわかりにくかったのと、
    誰の心情が書かれているものなのか読み返さないと
    わからなくなる部分があった。
    犯人の言う動機には釈然としない思いが残った。

  • タイトルに惹かれて読んでみましたが。
    ちょっと名前負けしているような気がします。

    核となる部分の逆転の発想はとても良いんですけど。
    話が二転三転して振り回されすぎて意味が分からなくなります。

    技巧派というのは分かるんですけど、少し脈絡がないかな。
    不要に感じる部分が多くてかなり冗長に感じました。

    結末も何か腑に落ちないというか、すっきりしない。
    動機もまた理解も納得もしづらかったですね。

    21世紀には書かれたと思えないほど昭和の匂いがします。
    携帯とか出てくるんで、技術的な部分ではないんですが。

    いい意味でレトロといった感じでしょうか。
    動機も現代的ではないように感じたからかもしれません。

    ドラマ化されているそうですが、映像も厳しいかな。
    文章を読み続けるには結構しんどい作品でした。


  • どんでん返しあり、ひねりありの内容でおもしろい。
    2002年の作品らしくちゃんと携帯なども出てきているのだが、なんとなく・・内容が古くさい感じ。
    スピード感とか緊張感がないというのか・・

  • 対談に出ていた本。これは誘拐もの。

  • 2006年1月19日読了

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著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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