- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575515152
作品紹介・あらすじ
史郎のこれまでの人生は、決して恵まれているとはいえなかった。しかし、そんな自分にもやっとツキが回ってきた。社長令嬢と結婚することになったのだ。しかし、独身最後の遊びと女を誘ったことから、歯車が少しずつ狂い始めた(「梁のある部屋」)。平凡な日常が、たったひとつ、選択を誤ったことで、まるでドミノ倒しのように悲劇へと向かってゆく恐怖を描いた傑作サスペンス短編集。
感想・レビュー・書評
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最初の物語の梁の部屋が1番なんかゾッときた。遺体をあっちこっち持っていきがち。面白怖かった。
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どれも最後にゾッとさせられるような、短編の物語。
私的には、「老後の楽しみ」がキツいと思った! -
約20年前の作品集であると知らないで読んでも、充分に面白い。
なので、「新装版発行にあたり、(略)ほとんど手を加えなかったことをここでお断りしておく」の後書きはむしろ不要。
それにしてもたいがい、最初の過ちの時点で隠そうとすることからますます泥沼になっていくものだよね。 -
人から頂いた本は、自分で選んだりしないことが多いから面白い。小池さんの本は一冊も読んだことがなかったけど、これは面白かった。今邑彩を思い起こさせる恐怖!
むしろ上回ってるかもしれない...なんとゆーかかなりのバットエンド続きなのだけど
ほんとにタイトルに見紛うことなき作品集。
どんな悪い終わりが待ってるのか!ドキドキしながら読み進められました。 -
物語の結末が衝撃的。人間の怖さを描いてる。いまそういうの読みたくなかったけど、それなりに楽しめた
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怖かった。。人間が怖いです。この本を読んでる時に、殺人現場に居合わせるという夢を見てしまいました。。
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作品紹介・あらすじ
史郎のこれまでの人生は、決して恵まれているとはいえなかった。しかし、そんな自分にもやっとツキが回ってきた。社長令嬢と結婚することになったのだ。しかし、独身最後の遊びと女を誘ったことから、歯車が少しずつ狂い始めた(「梁のある部屋」)。平凡な日常が、たったひとつ、選択を誤ったことで、まるでドミノ倒しのように悲劇へと向かってゆく恐怖を描いた傑作サスペンス短編集。
2冊目の小池真理子。
それなりに面白かったのだけれど、恐怖はあまり感じなかった。
ちょっとホロっとする話もあるし、どこかで読んだような話も。
「山荘奇譚」は僕にとってはかなりいやぁな話。
元気で明るくて、ハキハキと仕事をこなす素敵な女性にあんな酷い体験をさせちゃダメですよ……。