優しい音楽<新装版> (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.67
  • (116)
  • (244)
  • (243)
  • (34)
  • (6)
本棚登録 : 3029
感想 : 223
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575522327

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 流石にちょっと物足りない。

  • ちょっと合わなかった

  • 誰かと出会うことで毎日が変わる3編。

  • 3話収録の短編集。
    それぞれ独特の設定で、読み始めはその設定に違和感や、「うーん。。。」というすんなりとは飲み込めない感情を受ける。
    「うーん。。。」は、一般的に考えてNGに思えるから感じる。
    でも、不思議なことに,読み進めると、その「うーん。。。」は、脇に置いておいて、素直に主人公たちを応援し始める。
    主人公たち、行動は不思議なんだけれど,それぞれすごく心の広い、暖かい人たちだからなのかも。

    一番気に入ったのは、3話目。
    「がらくた」って、本当の「がらくた」はないんだなーって、思えた。
    何かしらに意味があり、それに気づけないだけ。
    それに気づける生き方は、ものすごく視野が広くて明るい気がした。
    「〜すべき」「〜なわけがない」そんな風に凝り固まった考えをしがちな自分に対して、のんびりと暖かい口調で「違うよー」と言われているような感覚だった。

    面白い。というより、心の凝り固まりをふんわりと解きほぐすような本だった。

  • 瀬尾さん、2作目。
    3つの短編集。

    瀬尾さんの世界で、現実的には不快な気持ちが強くなりそうなのに登場人物みんな事情をかかえて愛しい存在と思えてくる。優しい世界。

    1番お気に入りは、3つ目。

    ひとりの見ず知らずのおじさんが
    同棲している2人の生活に入ってくる。
    生活に知らない人が1人増えるだけで
    世界が広がる。
    会話が増えて、出会わなかった言葉や出来事に出会う。
    おもしろいなー

    私は何にびびっているのか
    新しい出会いに億劫になる
    傷つくことを異常に恐れている気がする

    せっかくの出会いを大切にできていない
    そんな気がした。

    途中で止まってしまっても、どこからでも
    いつからでも人生はスタートしなければいけない。
    いつだってスタートできるんだ

    優しく背中押してくれる。
    優しい世界が広がっている
    そんな短編集だったと思う。

  • ・登場人物達は、目の前の相手がどんな関係であっても、相手の気持ちを汲んで、優しさに溢れた行動をとっていた。正しい、正しくないではなく、楽しさを重視していた。とても温かい気持ちになった。

  • 3作とも突飛な状況にも関わらず、ドロドロせず不思議と日常に溶け込むような優しい文章。
    サラッと読めて心穏やかになります。

  • 大人の恋って感じがした

  • 現実的にはないと思う出逢い。でも人同士のやり取りは現実には所々あると思う。そんな風に思わせてくれるお話。

  • 魅力のひとつは、書き出しだろう、という解説になるほど。まったくもって、私は同意なのだ。

全223件中 101 - 110件を表示

著者プロフィール

1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。

瀬尾まいこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
劉 慈欣
伊坂 幸太郎
辻村 深月
瀬尾 まいこ
瀬尾 まいこ
瀬尾まいこ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×