リセット(新装版) (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 1718
感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575523454

感想・レビュー・書評

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  • どんな人生でも、人生がどうなっても、そこから変えることができるし、そこから変えることしかできない。努力や希望を捨てなければ、いくらでも人生がやり直せる。そう思わせてくれる本でした。

  • 垣谷さん最高。面白かった。でもちょっと薫嫌い。

  • 私が3人の女性の中のどのタイプかといえばともこだが、あとの2人にも重なる自分がいてはっとさせられた。自分が高校生に戻ったら、、、当時は母に感謝するどころかどこかバカにしていたようなところもあったなあと。
    終わり方が前向きで、元気をもらえる物語でした。

  • いくつか読んだ垣谷さんの中では
    ちょっと突飛なストーリーで、中盤あたりにやや嫌気が出したけど、後半は面白くなって一気に読めた。
    途中からの展開が想像と異なっていたからかな
    4に近い3

  • 40歳半ばで偶然にも新宿のデパートで再会した高校の同級生である知子、薫、晴美の3人は〈遠来の客〉という居酒屋で30年前の高校生の時にタイムスリップしてしまう。それぞれ人生やり直したいと思う所があったので、せっかくのチャンスだからとそれぞれタイムスリップ前とは違う人生を選んで進んでみるのだけれど、なかなか思うようには行かず…。まぁどの道を選んでも悩みは尽きず元の人生の方が良く思えたり。でもリセットすることで気づけた事があったのは良かったですよね。巻末の垣谷さんの話を読んでその後の垣谷さんの作品に納得でした。

  • いつもの柿谷美雨さんの社会に対する問題提起がないのかなー?って思いながら読み進めたけど、そこはちゃんと柿谷作品でした。

    女が自分らしく生きるって大変なんだからねー!
    って思うのと同時に、
    はて?男も大変なのか?どんな風に?

    まだまだ人生が浅いですね、自分。

  • 思ってたより盛り上がりに欠けるなぁと思ったけれど、こういうテーマの小説はそんなものなのかな

  • 『人生、やり直したいと思ったことありますか?』
    ある年齢からいきなり高校時代へタイムスリップする3人の女性。
    戻ってわかる母親に対しての苦労と有り難み。
    さてさて結末やいかに?

    リセットする方のみお読み下さい。

  • 私が人生リセットできたら何年まえに戻って何を直すかなあ、そんで2回目はどうするかな

  • 50近い年齢を重ねると誰しもこれまで生きてきた人生に多少なりとも後悔の念を感じると思う。自分もご多分に漏れずそう思っている口で、タイムスリップで高校生からリスタートする場面にはとてもワクワクした。氏の作品らしくSFというよりは人間の感情を丁寧に毒舌的に吐き出す作風にリアルさを感じる。
    出来れば高校生から道を外した前の生き方を補正して行くところをたくさん読みたかったが、「引き返しの出来ない人生を思い通りに生きる」といったテーマで纏めるなら前の生活に戻るしかないか。
    最後は御都合主義で3人ともうまく行き過ぎてますね。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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