- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575525304
感想・レビュー・書評
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生まれ育った環境は、考え方や性格に影響しているのだろうと思わされる。
環境に恵まれず、罪を犯してしまう、そして自分が親になった時に同じことを繰り返してしまう負の連鎖。
親子関係って実は他人よりも難しいと思うときがある。 -
さすが、安定のクォリティ。タイトルの能天気な響きから、ひょっとして今回は軽い内容?とか思ってもみたけど、全然そんなことはありませんでした。やはり通底するテーマは贖罪。今回は子どもがメインということもあり、少し違った味わいも感じられはする。リーダビリティも高く、相変わらず読み進むうちに心打ち震えるんだけど、さすがに、初めて氏の作品に触れた衝撃は越えられませんわな。でも、きっと読み続けてしまうんだろうけど。
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どんどん読めていける展開です。
親と子の関係、一人ひとりの心をよく表現してます。
本文より
あなただけが不幸なんやない。でも、あなたの気持ちがわかるとも言えない。人の気持ちがわかる、なんてこと簡単に言ってはいけないから。でも、一つだけ確かなことがある。子供は死んではいけない。なにがあっても大人は子供を助けなければいけないの。 -
少年が継父を殺害するところから始まる物語。
衝撃的な始まりから一気に読んでしまいました。
あまりにも登場人物達の人生が重すぎる…。
読んでいて辛くなる描写が多々あるのに、読むのを止めることが出来なかった。
負の連鎖を断ち切ることが出来るのか、この人達に救いはあるのか。
ーーいろんな親といろんな子供がいる。
家族だからこそ切り離せない、辛いけど我慢するしかないと思ってしまう。
子供だったら尚更。
逃げ出しても生きていってほしい。
重いけど、良い作品でした。
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最後はいいけど、それまでがもったいない
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面白かった